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「結論……ボーイッシュ以外は、何でも似合う！」
『うーん、それじゃ決めようが無いですよ』
ゼーゼーと息を荒らげ
私はキバナさんの気が済むまでの着せ替え人形
それも終わったようで、私はやっと開放された。
「……似合うだけじゃなぁ
なあ、着たい服は？」
『え？』
「自分が好きな服だよ」
私はドキッとして、無意識にあの服のコーナーを見てしまう
その動作を、キバナさんは見逃さなかったようで……
『あ、ちょっと！』
ズカズカとそのコーナーへ行ってしまった
そして、何着か花や自然柄の和服を持ってくると
私に押し付けるように渡した。
『……この辺りじゃ、誰も着てないような服ですよ？』
「でも好きなんだろ？
なら着れば良い
俺だって、基本ユニフォームだしな！」
確かに、私服でユニフォームの方は中々いない
だからこそ目立つ、というのもあって
私は目立つのは嫌いなのだ。
『……』
「買ってくる」
『え！？』
私が押し黙ると、キバナさんは溜め息を吐いて
お会計へ。
その足の長いこと、歩くのが速くて
私は店内を小走りで追いかけた。
『キバナさん！』
「引越し祝い、な？」
服の入った紙袋を渡されて
私はその場で固まった。
「……」
『……ぁ』
でも、今言わなきゃいけないのは
きっと、この人の厚意に対する感謝で
『ありがとう、ございます……』
小さい声で、下を向きながら言えば
満足そうに笑って、私の頭を雑に撫でた。
「早速、着てみせろよ
見てみたい」
『……』
私は試着室とは別の、着替えルームで
買って貰った服に着替える。
似合っているかは自分では分からないけど、しっくりときて
何だか落ち着いた。
「へぇ……」
『どうですか？
……って言っても着慣れてて＿＿＿＿＿＿』
「可愛い」
『……へっ……？』
私の言葉に、即答
その早さに、顔が熱くなる感覚がした。
私は自分の反応を誤魔化す様に、裾を見ながら口を開く
『ちょっと洋服みたいにアレンジされてるんですね
袖が短くて、袴の裾もスカートみたい……』
「んー、よく分かんねぇけど」
『わっ』
「そういう服には、これが合う」
『……？』
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さやか(プロフ) - 初めまして呼んだ開口に何故か「ん？」となってしまったんですけど手持ちポケモンが（キバナ）になってますよ？？ (2022年12月12日 7時) (
レス) @page2 id: 71c5a1ef4d (このIDを非表示/違反報告)
槻みこと(プロフ) - キノコさん» お初のコメント、お待ちしておりました！！事細かに読んで頂き、とても嬉しいです^^ 例の事件については、あと数話で判明致しますので、ぜひ読んでください。 コメント頂き、ありがとうございます！ 頑張ります♪ (2020年4月19日 12時) (レス) id: b9f86bca6f (このIDを非表示/違反報告)
キノコ(プロフ) - はじめまして！お話拝読させて頂きましたがとっても面白いです！私もマツバさん好きなので読んでて｢キャー｣となってしまいました！度々出てくるミュウも凄く可愛いです！主人公ちゃんに過去何があったのかとても気になります！これからも頑張って下さい！ (2020年4月17日 21時) (レス) id: 96e9316664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槻みこと | 作成日時：2020年4月9日 18時
