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父は、私の状態を気にしながら
話を続けてくれる。
パソコンには、変わらずロケット団についてが映し出されている。
別名、ポケモンマフィアと呼ばれ
裏社会を牛耳る犯罪組織と書かれていた。
珍しいポケモンを捕獲したり、洗脳させて暴れさせたりと
そして、時には人のポケモンを盗むとも言われている。
そんな集団に、何故私が狙われたのだろうか……
『お金目当てで、私を誘拐したのかな』
「いや……それは違うと思うよ」
兄が口を開いた。
実際、ロケット団はお金には困っていない
寧ろ莫大な資本金を持っている組織
「今更、身代金なんて小さい金に手を出すとも思えない」
そう言って、少し下を向いた。
そして、顔を上げると私を見つめる
「……ポケモンと話せること
それが……僕が思う答えだよ」
『……！』
＿＿＿＿＿＿私の呪い
それは……ポケモンと話せることだ。
『利用しようと……？』
「組織は喉から手が出る程、その力を欲すると思う」
「A、それは隠さなければならない
だから、相談所の仕事もやめた方が良い。」
話の核は、“それ”だった
私はポケモンと話せるから、悩みを解決できた。
ヒトとポケモンの間に寄り添えた。
呪いを、呪いじゃないと……そう思えるように
呪いだと悲しんだ数を越えるように、ヒトを助けた感謝の数を求めた
けれど……呪いは呪い
結局、見に染み付いて、落ちることの無い
全身に根を這わせ、逃がす気もない
ただの、呪いだ＿＿＿＿＿＿。
『……』
「……」
「……」
しばしの沈黙を破ったのは
私でも、父でも、兄でもなくて……
カフェの2階に上がってきた、1人の男性だった。
「ああー、やっと着いた！」
その場に合わない、明るい声
正直、この話の最中に部外者は入ってきて欲しくないと
憤りさえ感じる。
私は横を見て、その声の主を見た。
『＿＿＿＿＿＿……あれ
貴方は……』
「ん？」
私の言葉に反応して、私を見た
そのターコイズブルーの瞳
……先程、駅で会った男性だ。
「待っていたよ、キバナくん
ジムの仕事が忙しい中、悪かったね」
「いや、大丈夫すよ
俺も希望したわけですから」
敬語の合わないその姿と
何故ここにいるのか、の疑問が入り交じった。
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さやか(プロフ) - 初めまして呼んだ開口に何故か「ん？」となってしまったんですけど手持ちポケモンが（キバナ）になってますよ？？ (2022年12月12日 7時) (
レス) @page2 id: 71c5a1ef4d (このIDを非表示/違反報告)
槻みこと(プロフ) - キノコさん» お初のコメント、お待ちしておりました！！事細かに読んで頂き、とても嬉しいです^^ 例の事件については、あと数話で判明致しますので、ぜひ読んでください。 コメント頂き、ありがとうございます！ 頑張ります♪ (2020年4月19日 12時) (レス) id: b9f86bca6f (このIDを非表示/違反報告)
キノコ(プロフ) - はじめまして！お話拝読させて頂きましたがとっても面白いです！私もマツバさん好きなので読んでて｢キャー｣となってしまいました！度々出てくるミュウも凄く可愛いです！主人公ちゃんに過去何があったのかとても気になります！これからも頑張って下さい！ (2020年4月17日 21時) (レス) id: 96e9316664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槻みこと | 作成日時：2020年4月9日 18時
