・ ページ24
.
〔ミュウ？〕
ミュウは珍しいが故に、見つかった時の危険性を危惧して言ってはみるが
恐らくは無意味
私は、期待せずに夜ご飯を食べに行った。
･
･
はたまた、ビュッフェではない
ちまっと高級コース料理で、お腹の半分が満たされる頃
私はミュウのご飯はどうしようかと考えていた。
『私はポケモンを持っていないが
船にポケモンフーズはある。』
台所や掃除など、ポケモンも船でお手伝いをしてくれていて
その子達のご飯ももちろん備蓄はある。
でもミュウも、普通のポケモンと同じ食べ物を食べるだろうか？
もっと、秘境にしかない木の実とか……
そういうのだったり？
それとも、ポケモン用のお菓子とかなら喜んでくれるのかな
甘いもの、好きそう。
ポフィンとかマラサダとか、買ったことないけれど
『ただいま〜』
そう言って、部屋に入ると
窓際の席にちょこんと、ミュウは座っていた。
『……え、いる』
私はドキドキしながら、ミュウに寄ってみると
ミュウは何かをボリボリと食べていた。
『ああっ！またリンゴクッキーを！』
ミュウが美味しそうに食べるので
私は諦めて、食べてる姿を観察
バリバリと食べているんじゃ、歯は生えてそうだけど……
口、小さいなぁ……
『その味好き？
今度作ってあげるね、ちゃんとポケモン用で』
私はミュウに笑いかけると、ミュウはクッキーを食べ終えて
私に笑いかけた気がした。
『……え…………？』
ミュウのその行動に、胸の奥がざわめいて
私がポカンとしていると、ミュウはふわりと宙に浮いて
シュンッと、姿を消してしまった。
『……不思議な子……』
私はミュウがいなくなった後も、しばらくその場でボーッとしていたが
ふと我に返ると、お風呂に入る準備をした。
着替えの下着と、あのネグリジェを持って
個室風呂に行くと、プチ温泉のように広くて
豪華な檜風呂だった。
髪や体、顔を洗い終えて髪をまとめると
そっと湯船に浸かる。
私が夕食中に、お風呂の準備をしてくれたらしくて
入浴剤が入っているのか、良い香りがした。
『落ち着く……』
そして、ネグリジェを着て
髪を乾かすと、ふかふかの布団に潜り込んだ。
朝が早かった分、眠りにつくのは早かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さやか(プロフ) - 初めまして呼んだ開口に何故か「ん？」となってしまったんですけど手持ちポケモンが（キバナ）になってますよ？？ (2022年12月12日 7時) (
レス) @page2 id: 71c5a1ef4d (このIDを非表示/違反報告)
槻みこと(プロフ) - キノコさん» お初のコメント、お待ちしておりました！！事細かに読んで頂き、とても嬉しいです^^ 例の事件については、あと数話で判明致しますので、ぜひ読んでください。 コメント頂き、ありがとうございます！ 頑張ります♪ (2020年4月19日 12時) (レス) id: b9f86bca6f (このIDを非表示/違反報告)
キノコ(プロフ) - はじめまして！お話拝読させて頂きましたがとっても面白いです！私もマツバさん好きなので読んでて｢キャー｣となってしまいました！度々出てくるミュウも凄く可愛いです！主人公ちゃんに過去何があったのかとても気になります！これからも頑張って下さい！ (2020年4月17日 21時) (レス) id: 96e9316664 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：槻みこと | 作成日時：2020年4月9日 18時
