▽ ページ19
.
「ここが私たちが闘うフィールドかぁ」
私と日和先輩が来たのは一面氷で覆われたフィールド。
スケート場みたいな感じだ。
「まあフィールドがどうだろうが、僕は負けないけどね!」
「へー、それで日和先輩の魔種ってなんですか?」
「それはねー…って言うわけないね!」
「ちっ」
「珍しく敬語だと思ったら何なんだねその態度!」
この人、ずっと怒ってるな(自分のせい)
フィールドに足を踏み出すと、すーっ、とフィールドの中央に進んで行く。転びそう!
日和先輩と対峙したとき、アナウンスが流れた。
『これより、一対一の勝負を始めます。所定の位置について下さい』
すっ、と日和先輩の雰囲気が変わった気がした。流石は3年生、雰囲気だけで呑み込まれそうだ。
ピーッ、と始まりを知らせる音が響き渡った瞬間、日和先輩の姿が消えた。
____え。
後ろから気配がして、ばっと振り向く。でもそこには誰もいなくて。
「___遅いね」
「!?」
後ろから声が聞こえた瞬間、背中に大きな衝撃をくらった。日和先輩の蹴りが命中したのだ。
「っは…!?」
私は氷の上をごろごろと転がった。背中への痛みを感じながらよろよろと立ち上がる。
日和先輩の、魔種は。
「身体能力をアップさせる…?」
「そうだね」
なにその魔種。
めっちゃ強いじゃないか。
「!」
私の表情を見た日和先輩が目を見開く。
私はというと、口角を上げて不敵に笑った。
「_ぞくぞくする!」
.
211人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
コフウ - はじめまして!とても面白いです!そして、この作品はこれにて完結でしょうか…? (2020年5月20日 14時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
夕月 刹那(プロフ) - あるみかんさん» 受験なら仕方ないですね、、、合格目指して頑張ってください! (2018年9月11日 21時) (レス) id: 44778e7901 (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃんくんさん - 初めまして!コメ欄に初投稿させていただきます!とても面白くいつも楽しみにしています!受験生なんですね!!頑張ってください!!目指せ合格!!! (2018年9月3日 20時) (レス) id: c58b850b31 (このIDを非表示/違反報告)
あるみかん(プロフ) - ♪咲那♪さん» ありがとうございます!更新ができない分、頑張ります。 (2018年8月26日 17時) (レス) id: 3df0130dff (このIDを非表示/違反報告)
♪咲那♪(プロフ) - 受験勉強頑張ってくださいね!いつまででも待ってますw←まあ、無理はしないでくださいね!といっても私も来年受験生ですけどw (2018年8月26日 17時) (レス) id: 282e7e9f5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あるみかん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=48be83eaada675e79ed496ea5cdf8f4f...
作成日時:2017年12月21日 21時