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『うん。勿論だよ!』


するとパァァッと少女の顔が明るくなった。




「本当にありがとうございます。」


ペコっと可愛らしく頭を下げた。


ただ、言いたい事がある。




『ね、今回は俺だったから良いけど、他に怪しそうな人が居たらついて行っちゃダメだからな?』


「…ご、ごめんなさい」

可愛いなあ。









って俺は何考えてんだ!!!!!!!!




なんて思いながらタクシーを呼んだ。




「あの…」


『ん?」

「どこにうち、あるんですか?」


あ、言ってなかったな


『代々木。ちと遠いけど…ごめんね』


ちょっとどころじゃ無いんだけどなぁ…明日の大学遅れるかもしれん。


「!!!あ、あの…交通費、持ってないんで大丈夫です!」



『ん、ああ、良いよ。お安いもんよ。』




へらへらと笑いながら近くの肉まん屋で肉まんを買って、少女にあげた。





「え、良いんですか?」



『ん。』



そういうと彼女は嬉しそうな顔をして肉まんにかぶりついた。



相当お腹が空いていたのか。分かるよ。俺だって残飯か抜きかのどっちかだった。



「あ、お兄さん(?)のお名前、なんて言うんですか?」


タクシーに乗りながら聞いてきた。



『俺の名前は綾継氷字。一応女な。全然気にしなくて良いけど。ふつーに氷字って呼んでくれ。で、君の名前は?』



彼女はおどおどしながら答えた。



「えっと…あ、碧棺合歓って言います。」









______碧棺?




聞いたことのある名前だった。



確か………左馬刻だっけ。




年上のチンピラを素手でやったとか。









関係……ないよな…





『ん。よろしくな、合歓。』




「よ、よろしくお願いします!」


ふわっと笑いながら言った。









'









「着きましたよ。」


い、いつの間に…


『あ、ありがとうございました。はい、これお金です。』



た、高い……流石、距離がめちゃめちゃ遠いだけあるな…凄い…

6→←4 馴れ初め~碧棺編~



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小生 - 面白いね!更新ガンバ!! (2020年1月14日 22時) (レス) id: 803df9d103 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 面白いです!続きが早くみたいです!更新、頑張って下さい! (2019年8月8日 16時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 面白いです!! (2019年4月5日 19時) (レス) id: 60d5fcb14e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:( ^∀^) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukiltu-na  
作成日時:2019年2月4日 0時

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