【ヒプノシスマイク】お前らと過ごすこの日々 (ページ3)

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これだから女は嫌いなんだよ。

だからと言って男が好きな訳じゃないけど。

『はは、ああ～、うんうん。』

こう言う時、自分の意見をあまり言わず、聞き流すのがベストだ。

でもたまに何かしら言わなければいじめられるが。

こうやって思っていることの言えない自分が嫌いだ。

昼休みになった。

「あ、あの、綾継さん！今日放課後空き教室に来てください！待ってます！」

あ、コクられるわ。

まあ振るんだけどね。

.

放課後になり、取り敢えず空き教室に向かう。

『来たよー！何かな？』

精一杯の笑顔で問う。

すると男は顔をそらし赤くなった。

『どーしたの？何も無いなら私帰るよ？』

早くしろよ…バイトがあるっつーのに…

「え、えっと…好きです！！」

やっぱり。

ここは優しく

『ご、ごめん！友達のままで、いよ？』

上目遣いをすれば大体逃れられる。

「っ！！」

『じゃ、私帰るね！バイバイ！』

そう言って教室を後にした。

筈なのだが。

『ッッ！！痛っ！』

男に物凄い力で腕を掴まれ、壁に押し付けられた。

「何でだよ！付き合えよ！この俺が告ってやってんだぜ？

もう良い！俺と他の奴らでお前の事マワしてやるよ！」

ま、まずい…

『や、やめて！お願いだから！』

本当は殴り飛ばしてやりたいが、様子を伺う。

『ちょっと！』

そいつは鼻息を荒くしながら俺の顔に汚い顔を近づけて来た。

『殴るよ！！これは忠告！！』

「ハハッ、力も無いくせによく言えたもんだなぁ。初めては俺が貰ってやるよ！！」

え、マジで無理。

俺のファーストチッスは俺の選んだ相手にしかやらねーよ！！

『忠告、したから。』

そう言って俺はそいつの腹に渾身のグーパンを入れてやった。

「グハァ！！」

めんどくさいことになる前にはよ帰ろ。

『あ、この事他の誰かに言ったらしばき倒すからな？良いか？』

そいつの髪を掴んでこちらを向かせて言った。

その時の俺相当怖いわ。

クソな学校が終わり、家に帰ると、衝撃のニュース、いや、最高の朗報が届いた。

どうやら、親が交通事故で天に召されたらしい。

俺は笑いしか出てこなかった。

その後は早かった。

俺は親戚と縁を切っていたから、そのまま孤児院行きとなった。

しかもなぜか池袋の。

代々木ディビジョンなんだから代々木の孤児院にしろよと思ったが、あえて触れないでおく。