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前回の14にて山田家の年齢を変更させていただきました。3/28 にこ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


早2年。


一郎たちは周りに流されず優しく、頼もしい男(と言っても幼いが)となっている。



きっと。


これからも優しい奴らとして



生きてくれるかな。



一応、命の恩人だしなぁ。



恩を仇で返すわけにはいかねえんだ。









俺はこの頃必死こいてバイトをして、来年には絶対に売られずにこの孤児院を抜け出してやると一人暮らしの金を貯めていた。



ありがたいことに高校の金は孤児院が払ってくれていた。



意味わかんねえ。




...

俺は癸柚が俺にしてくれたように、16歳の一郎宛に手紙を書いた。



===

一郎へ。


一郎、お前がこの手紙を読む頃にはもう16歳なんだな。



お前の事は7歳から見てきたが、今頃きっとたくましい男に成長している事だろう。


早いもんだな。


本題だが、単刀直入に言う。

この孤児院は危険だ。

お前ら孤児を売ろうとしている。つまり人身売買だ。


逃げろ。3人で暮らして、ここを出ろ。


そして、出来れば。全員を救ってくれ。無責任な言葉だと思う。でも、一郎なら出来るはずだ。




金に困ったらいつでも俺の元へ来い。代々木に居るはずだから。


それじゃあ、二郎と三郎をよろしくな。健闘を祈る。


氷字より。

===



『なあ、一郎。』


「何ー?」


『お前に渡したいものがあるんだ。』

そう言って俺は先ほど書いた手紙を取り出した。


「何それー!」

と目を輝かせながら言う一郎はなんとも愛らしかった。


『はは、そんなにすげえもんじゃねえよ。

ただの手紙。


でもな、守って欲しいことがあるんだ。』

「どんな事?」

『この手紙は、一郎が16歳になった時に読んでくれ。そして





この手紙の内容と、もらったことを他人にバラすな。良いか。』


後者の内容を話す時の俺は、さぞ怖い声と顔だっただろう。


「…え……わ、分かった!」


と言って一郎は「俺の宝箱!」と嬉しそうに持ち歩いていた箱に手紙を入れた。








・・・・


骨が折れるほどの努力を重ね、一人暮らし出来る位の金を集めた頃には、もう18歳だった。

16→←14



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小生 - 面白いね!更新ガンバ!! (2020年1月14日 22時) (レス) id: 803df9d103 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 面白いです!続きが早くみたいです!更新、頑張って下さい! (2019年8月8日 16時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - 面白いです!! (2019年4月5日 19時) (レス) id: 60d5fcb14e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:( ^∀^) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukiltu-na  
作成日時:2019年2月4日 0時

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