『好き』なんじゃない、『嫌いじゃない』だけ！【Ki】

花火大会。 ページ16

最初は、やたらと馴れ馴れしいし、ひろのことあんまり好きじゃなかった。


でも、話したり遊んだりしてるうちに、
最初は友達として、それから異性として…
ひろのことが好きになった


中1の夏…


おばあちゃんに、
「花火大会があるから、
ひろくんと行っといで」
ってゆわれて、ひろと花火を見に行った。


宏光「A！こっち来いよ！
こっちの方が空いてるし…
すっげーキレイに見える！！！！」


「ひろ、待ってよ…！
走んの速い…はぁっ」


宏光「しょーがねぇな…
ほら、手繋ぐぞ！！！」


普通に手を差し出してきたひろ。


ひろにとっては何も感じないのかもしれないけど、
あたしにとってはとても嬉し恥ずかしいもので。


「いっ…いいよ！
自分で走るし！！」


断ったのだが。


宏光「だーめ。ちゃんと掴んどけ。
絶対離すなよ？？」


そう言ってひろは、あたしの手を掴んだ。


手からドキドキが伝わってしまわないか、とか心配したし…


花火のカラフルな色の光と、
お互いの表情くらいしかわからない夜のおかげで、


顔が赤くなってるのがバレずに済んだ。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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