『好き』なんじゃない、『嫌いじゃない』だけ！【Ki】

俺は…　宏光side ページ13

宏光「ちょっ…A！？
ちょっと待てよ！！」

俺は、急に図書室から出ていったAを追いかけようと、
図書室から出ようとした。

でも。

？「ひろくんっ！」

宏光「…麻里奈」

麻里奈は高１で同じクラスだった…
友達(？)みたいなやつ。

麻「…どこ行くの？
もしかしてAちゃんを…
追いかけようとしてるの？」

宏光「…そうだけど？」

これは、俺とAの問題だから…
麻里奈に止められる筋合いはない。

麻「嫌！ひろくんは私より…
Aちゃんを選ぶの！？」

宏光「は？…麻里奈、これは…
これは、“選ぶ”とかじゃないだろ？」

何を勝手なこと…

麻「違くても、選ぶようなもんでしょ！？」

宏光「違う！」

麻「何でもいいから今は側に…
私の側に居てよ…！！」

宏光「今はそんなこと言ってられる状況じゃないだろ！」

麻「じゃあ、じゃあ…
私はほっといても良いってこと…？」

宏光「俺はそんなことは言ってないだろ！
とにかく俺は…Aを追うから。
後でな…ここで待ってろ！」

麻「ひろくんっ ((宏光「じゃあなっ！」

俺は麻里奈の言葉を最後まで聞かずに、
図書室を飛び出した。

A…

Aは今、どこにいる…？

勘違いしないで、A…

俺は、俺は…

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Aが好きなんだから…

いつの間にか。→←嫉妬。

ラッキーカラー

あずきいろ

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