ツンデレその78 ページ30
玄関からチャイムが聞こえてきたから、すぐに玄関に向かう。
すると、
「Hollow everyone」
緩くウェーブのかかった黄緑色の長い髪、なぜこんな性悪女に神様はこんな美貌を与えたのだろうかと妬みたくなるような整った顔、細く長い手足。
そう、そこには私の天敵とも言うべき女、城ヶ崎 姫夏が立っていたのだ。
「何の用? 今お取り込み中なんですけど。しかも、Hollow everyoneって今私しか居ないし」
私が呆れた様子で言うのにも構わず、城ヶ崎と黒いタキシードに身を包んだ、背の高い男が入ってくる。
「ちょっと、勝手に入るんじゃないわよ」
「貴方に用はないわ。神崎君に用があるのよ」
「何ですって!?」
相変わらずムカつく女。
「颯真は今風邪で寝込んでるっつぅの!」
「そんなの既に知ってるわよ。朝私の執事木下が貴方がコンビニで風邪薬を買ってる所を見てたんですから」
城ヶ崎は、黒いタキシードに身を包んだ男、木下を親指で指しながら言う。
み、見られていたの?
「な、何で執事がコンビニなんかに来んのよッ!」
「あら、執事はコンビニに行っちゃいけないのかしら?」
「うぅぅぅぅ!!」
まぁ、ムカついてもしょうがない。
とりあえずこいつが颯真の家に来た目的を聞きましょ。
「で、何しに来たの?」
「決まってるじゃない! 看病よ」
「か、看病!? 看病なら私一人で十分よ!」
「いいえ。貴方一人では心配だわ。そのびしょ濡れのエプロンが全てを物語ってるじゃない」
腰に手を当てながら、得意気に言う城ヶ崎に私は何も言い返せない。
「さぁ、神崎君の部屋を教えてちょうだい」
「二階にあるわよ...もう勝手にしなさいよ!!」
「えぇ、勝手にさせてもらうわ」
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*くらげ*(プロフ) - コメント失礼致します!!読んでて凄くドキドキしました!!お気に入り作者登録&お気に入り作品登録失礼致します!!続き楽しみに待ってます!!長文失礼致しました! (2020年7月2日 14時) (レス) id: 95c16b8e58 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 殺戮アリスさん» ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年3月15日 17時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮アリス(プロフ) - 面白かったです! (2019年3月15日 16時) (レス) id: 966ac381c6 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - ランさん» アドバイスとコメントありがとうございました!!参考にさせていただきます!! (2019年3月12日 21時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - 一つアドバイスをさせてもらいますと、会話文が続くところは改行を少なめにしてみた方がいいと思います。地の文と会話文の区別をはっきりさせた方が良いと思いました。個人のアドバイスなので参考程度にしてください。イベントに参加して下さりありがとうございました! (2019年3月12日 19時) (レス) id: 48cb23a0f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛 | 作成日時:2019年2月4日 18時