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【 夢主side 】
遡ること3年前。
中学2年生の私は図書委員会で仕事があり、遅くまで残っていた。
「 はーっ。···だいぶ遅くなっちゃった。来週からテスト期間か···明日は、土曜日だし。早く帰って呪術廻戦とか見よ··· ⌟
その日は少し長引いてしまい、外は真っ暗だった。冬の冷気が頬を撫でる。
「 ( 暗いの苦手なんだけど··· ) 」
なんて思いながら寒さに身体を震わせて歩いていた。
真っ白な雪の上に足跡だけが残る。
曲がり角で右に曲がり、横断歩道で運悪く赤信号になりかけていた。
⌜ いや、···寒。ふざけんな ⌟
小さな声で冬に対する暴言まで呟く。
ふと横断歩道の先を見ると、横断歩道の先に近くに住んでいるの知り合いの男の子裕くんがいた。
たまに一緒に遊んであげているから、けっこう懐かれているんだとは思う。
「 あっ!Aちゃん!! 」
気づいた裕くんがにこにこしながらこっち側に行こうとしていた。
「 ( 寒いのに元気だな〜··· ) 」
そう思いながら裕くんを見た。
ふと横を見ると、猛スピードでこちらに向かってくる車に裕くんより私が先に気づいた。
⌜ ──はっ!?!? ⌟
困惑の言葉と同時に咄嗟に体が動いた。
間に合わない、そう思って私は裕くんを押した。
──なんだっけ、考えるより先に体が動いた···みたいな感じ。あ、これ多分ヒーローになれる素質ある
冷たい。寒い。
真っ白な雪が赤いモノに染まったのが見える。里香ちゃんもこんな感じだったのかな。あ、違う···里香ちゃんは即死か···
なるほど、死ぬのか
──最後に呪術廻戦見たかったなぁ
そこで、プツンと意識が途切れた。
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しゅーくりーむさん@五条先生推し(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!!!めちゃくちゃ嬉しいです;;なるべく早めに更新できるよう頑張らせていただきますm(_ _)m (2021年2月12日 16時) (レス) id: fc3c3832e3 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - あわわわわ。めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました!更新気長に待ってるので体調に気をつけながら頑張ってください!! (2021年2月8日 19時) (レス) id: 694d1d013e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りとた | 作成日時:2020年11月26日 22時