検索窓
今日:13 hit、昨日:10 hit、合計:85,369 hit

一ノ怪−厄始−(参) ページ4

ーKamiyama sideー


私の予想通り男の子と話すことになった




あの子(モジャモジャ)、寂しそうね




あとで遊んであげようかな




その前にこれか




芦「あの、あなたがアベノさんですか?」




安「俺がこの物怪庵(もののけあん)の主、安倍晴齋(あべのはるいつき)だ」




「奉公人の神山Aです。よろしくね」




安「で、お前いつから働けるの?」




芦「(そうだ!)」




安「貧弱そうだけど他に応募してきたやつもいねぇし
お前でいいや」




イツキはハァとため息をつく




安「あの求人広告が見えたってことは少しは使えるだろうし」




イツキったらそんな言い方しなくてもいいのに




でも、バイトの面接を受けに来た感じじゃないけどな




概ねあのもふもふを祓ってもらいにきたってとこかな




芦「安倍さんスミマセン。実はオレ相談したくて電話したんです」




安「はぁ?相談?」




芦「最近このモジャモジャした奴に取り憑かれたみたいで困ってるんです!!
それであの広告を見てもしかしたらここで・・・」




芦「祓ってくれるかもと思いまして・・・」




イツキがそう簡単に祓ってくれるかな




安「いいぞ。祓ってやる」




芦「本当ですか!?ありがとうございます!!」パアァッ




あれ、珍しい




イツキったら優しくなっ




安「なんて言うわけねぇだろ」




安「帰れ貧弱」




だよね・・・なんとなくわかってた




だってイツキだもんね




芦「ちょっと待ってください!そこをなんとかお願いしたいんです!!」




安「何すんだっ 放せっ!!」




安「俺はお前が働きにきたと思ったから優先的にここへ通してやったんだ!!」




「あのね、他のお客様の仕事もあるの。もし祓ってほしいなら10日間待ってね」




芦「10日も!?」




安「待てねぇなら自分でなんとかしろ」




芦「・・・待たせていただきます」




「じゃあ、名前教えてもらっていいかな?」




芦「芦屋花繪です」




安「・・・芦屋?」




芦屋花繪くんか




「芦屋くんね、イツキ」




安「ああ、おい芦屋。仕方ねぇからそいつ今から祓ってやる」




芦「本当ですか!?でも何で急に・・・!」




安「気が変わった」




安「お前らは先に外出ていろ 俺は後から行く」




「わかった 芦屋くん、こっち」




芦「あ、はい!」

一ノ怪−厄始−(肆)→←一ノ怪−厄始−(弐)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
163人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みき茶(プロフ) - ユキナさん» ありがとうございます!これからも頑張っていきます! (2019年1月21日 15時) (レス) id: 9d371a00b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 作品とても面白いです!いつも楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 2523bf0056 (このIDを非表示/違反報告)
みき茶(プロフ) - ラビッツさん» 初めまして!お気に入り登録ありがとうございます。実際に感想が聞けるのはとても嬉しいです!できるだけ更新したいと思います。これからもよろしくおねがいします! (2019年1月12日 18時) (レス) id: f9fc16cb97 (このIDを非表示/違反報告)
ラビッツ(プロフ) - こんにちは初めましてみき茶さん。初めてみき茶さんの作品を読ませていただいています。私も不機嫌なモノノ怪庵が大好きでお気に入りに登録させていただきました。いや〜面白いです。これからも作品作り頑張って下さい。体調にもお気を付け下さい。 (2019年1月12日 12時) (レス) id: ece3e5eb52 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みき茶 | 作成日時:2017年12月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。