存在証明、その間。安室side2 ページ27
「あれ?蘭さんに園子さんじゃないですか。」
あくまで偶然を装って話しかける。
蘭「あ、安室さんこんにちは。」
コ「あれれ〜?蘭姉ちゃん、隣の三つ編みの人は誰?」
もう面白いくらいに彼女の顔が歪んでいるし、口の端がピクピクしている。
蘭「あぁ、この人は、今日私達のクラスに転校してきた徳田Aさん。」
そんな彼女の顔に気付いていないのか、蘭さんが説明してくれた。
『……昨日ぶりですね。安室さんにコナン君。』
………本当に、本当に嫌そうな顔をされながらそう言った。
園「えぇっ、3人共知り合い?」
コ「昨日、お姉さんポアロに来たもんね!」
『そのときに知り合ったんです』
「そういえばAさん、貴女、昨日探偵だって言ってませんでした?」
さっきから疑問に思っていたことを言う。
『安室さん、何言ってるんですか?私はこれでも17歳なんですよ。確かに探偵業もしていますが、本分は学生です。』
コ「ふーん、世良の姉ちゃんみたいだね。」
『あぁ、真純ちゃんのこと?彼女とは、同じ女子高校生探偵として話があったよ。』
蘭「えっ、Aちゃん探偵してたの?」
園「それならそうと言ってくれれば、あの推理オタクにも話したのに。」
二人は何も知らなかったのか、驚いていた。
『……推理オタク?』
園「あぁ、工藤新一っていう蘭の旦那よ。」
蘭「ちょっ、園子!新一とは只の幼馴染よ!」
『へぇー(ニヤニヤ)』
蘭「ちょっと、Aちゃんまで!」
何時の間にか彼女達の話題は工藤新一に変わっていた。
『でも、私、今日学校でその工藤新一って人に会ってないよ?』
蘭「なんかね、事件が忙しいって言って学校に来なくなったの。たまに電話とかにはでてくれるけど。」
『あ、何か聞いちゃってごめん……』
そう言いながら彼女はコナン君の方に視線を向けた。……勘のいい彼女のことだ。もしかしたら察しているのかもしれない。事実、コナン君は彼女に話しかけられた後、目を見開き、あからさまに焦っていた。何を聞かれたかは知らないが、余程核心に近い部分でもつかれたのだろう。中に入るよう促すと、あっさり入ってくれた。
歩「あー!コナン君帰ってきた!」
光「全く、遅いですよ!」
元「そうだぜ、コナン。」
灰「お帰り」
探偵団の皆が元気よく迎える。それを見て彼女は目を見開いていた。
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イアデビル(プロフ) - めっちゃ面白いです更新待ってます頑張ってください!! (2020年4月20日 14時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 雨咲 水葉さん» わわっ!マジですか……急いで書いたからかなぁ……すぐ訂正しますね! (2019年8月16日 0時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 突然すみません、最新話の最後のあたりの誤字に気になってしまって....。その辺り、夢主男装してるはずなのに記載されているものは女装になってしまってますよ。 (2019年8月16日 0時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 真昼ノ夜さん» はわわっ!ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。期待にそえるよう、これからも精進していきます! (2019年6月11日 19時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
真昼ノ夜 - この小説めちゃくちゃ大好きです!ヘ(≧▽≦ヘ)♪これからも応援してます!! (2019年6月11日 18時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月兎 | 作成日時:2019年5月19日 17時