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結果から言えば私の圧勝だった。
しかし、彼女随分と強くなったな、と実感する。
「 クソ 今回はいけるかと思ったのに ！ 」
『 はは 、でも強くなったね 真希ちゃん 。』
床に倒れ込み荒く息をする彼女に手を貸し起き上がらせる。そして、端に置かれた彼女の飲み物を取り渡す。
「 真希がボロ負けってアンタ何者だ ？ 」
「 ツナツナ 」
『 パンダが動いて喋ってる 着ぐるみではなさそうだね… 』
「 紹介する 閻魔要だ 。こっち 私の同期のパンダと狗巻棘 。」
『 閻魔要だ 。真希ちゃんとは小さい頃からの知り合いでね 。よろしく頼むよ 。 』
「 パンダだ 。よろしくな 、閻魔さん 。 」
「 ツナマヨ しゃけ 明太子 。 」
『 狗巻家の呪言師か 。東京に居たんだね 。 あぁ 、私のことは名前呼びでいいよ 。何なら敬語もいらない 。 』
「 なら遠慮なく 。 」
「おかか 、明太子 。」
『 ふふ 、 私も棘くんと呼ばせてもらうよ 。 』
歪だけど安定してる三人だ。
真希ちゃんが真希ちゃんで居れてるのは彼らのおかげっぽいね。
『 真希ちゃんに友達ができたと思うと嬉しくなるよ 言って良いこと 、悪いこともズバズバ言う子だろう ？ 家を出るって聞いた時は驚いたさ 。 』
「 小さい頃の真希ってどんな感じだったんだ ？ 」
『性格こそは変わってないけれど美人になったね 』
「へぇー」
「 ツナツナ 」
「 おいパンダ ！余計なこと聞いてんじゃねぇ ！ 要もだ ！答えなくていいんだよ ！ 」
「 なんか騒がしいと思ったら要さんじゃーん 。お付きしなくていいの？ 」
聞き覚えのある低い声。
振り向けば長身の白髪で目隠しをした男。
その後ろにいる男子生徒二人と女子生徒一人。おそらく、今年の一年生だろう。
『 悟のその目隠しはいつ見ても笑ってしまうね 。私の主人なら今頃イタリアさ 。 』
「 そ 。ところで京都土産ないの〜 ？ 」
『 土産の前にその子らの自己紹介が先だと思うんだがな 』
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Chloe(プロフ) - りんごさん» こちらこそご愛読ありがとうございました！本誌がどうなるかでまた追加話を書くかも知れませんが楽しんでいただけたようで何よりです！ (2021年8月20日 4時) (
レス) id: a7a75e107e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - これまじのお話なんですけど、最終話で泣きました！感動しました！最後まで書いてくれてありがとうございました！ (2021年8月20日 3時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chloe | 作成日時：2021年2月3日 5時
