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『 伏黒くん 、ちょっと寄り道しても ？ 』
「 構いませんが… どこへ ？ 」
『 会員制一級以上が立ち入ることが出来る呪具専門店 。 』
「 ！ 噂には聞いてましたが本当にあるんですか ？ 」
バッとこっちを見て驚いた表情を見せる。
『 あるよ 。私が君にあった呪具をプレゼントしてあげる 』
「 っえ…俺に 、ですか ？ 」
『 式神使いは本体を狙われやすい 。ならば近接か呪具を使うしかないからね 。 君は拳より呪具の方が戦えるだろう 。 』
「 でもどうして… ？ 」
『 お近づきの印に 。真希ちゃんに獅子風神を渡した時羨ましそうな顔をしていたからね 。違ったかい ？ 』
「 …ありがとう、ございます 。 」
『 いいよ 。ということで補助監督さん この住所まで頼むよ 。』
「 は 、はい ！ 」
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『 着いたね 。 私から必ず離れないこと わかったね ？ 』
「 は 、はい 。」
彼の腕を掴み、受付へと足を進める。
「 身分証確認をします 。 」
『 おや 、君新人かい ？ 』
サングラスを外し受付の人にそう話し掛ければ部屋から別の人が出てくる。顔を青くし頭を深々と下げ私を招き入れる。
「 ば 、馬鹿 ！ すみません ！ 閻魔様… ！こちらへ ！」
『 構わないよ 。行こうか 。 』
この光景に目を白黒させた伏黒くんの腕を引いて中へと足を踏み入れた。相変わらずな呪具の多さと店内の薄暗さ。ギジリと鳴る木の床。お構い無しに奥へ奥へと行けば目的の人は煙草を呑気に吸っていた。
『 やぁ 、マスター 。この子に合う呪具を買いに来たのだけれど 短刀や仕込みナイフ 、もしくはトンファーらへんを出してくれないかい ？ 』
「 閻魔さんじゃないの 。そちらは見ない顔だね 。新しい弟子 ？ 」
そう言って伏黒くんを見て薄ら笑みを浮かべた。彼はマスター。本名は知らないし興味もない。この店のオーナーであり呪具職人でもある。
『 似たようなものさ 。』
マスターは興味無さそうに「そ。」と返事をすれば奥へと入って行った。
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Chloe(プロフ) - りんごさん» こちらこそご愛読ありがとうございました！本誌がどうなるかでまた追加話を書くかも知れませんが楽しんでいただけたようで何よりです！ (2021年8月20日 4時) (
レス) id: a7a75e107e (このIDを非表示/違反報告)
りんご - これまじのお話なんですけど、最終話で泣きました！感動しました！最後まで書いてくれてありがとうございました！ (2021年8月20日 3時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chloe | 作成日時：2021年2月3日 5時
