今宵、貴方を奪いに行きます 【クロハ】

Mission 28 ページ32

主「開いた・・・」



クロハ「開けてみろ」



主「・・・」






そっと蓋を持ち上げる


この中に、オーシャン・ブラッドが・・・






主「・・・えっ」



ｼﾝﾀﾛｰ「ん？」



クロハ「なんだ？」



主「あ、あの・・・これ」







中身は、ティアラだった


が





クロハ「・・・そういうことか」



ｼﾝﾀﾛｰ「何がだ」



クロハ「実物は装飾に使われてる」



ｼﾝﾀﾛｰ「は？」



クロハ「だから・・・元々あったヤツを変形させて装飾に使ったんだろ」



ﾉﾜｰﾙ「何故そんなことを・・・」



主「・・・あ、紙が入ってました」



ユア「どれどれ・・・って、お、奥様の字ですよ！これ！」



主「お母様の・・・？」



ﾉﾜｰﾙ「読んでみてはどうですか？」



主「はい。では・・・」







【愛しの娘 Aへ】


"この手紙を読んでいる頃には、私はもうこの世にはいないでしょう。"


"だから、手紙で貴方に伝えたいことがあります。"


"初めて貴方を産んだとき、この子は私の様に、家柄に縛り付けたくない。そう思いました"


"だから、自分の目でこの広い世界を見なさい"


"自分の目に焼き付けなさい"


"きっと、それは貴方にとって、大きな糧となるから"


"そして、恐れずに前へ進みなさい。"


"例え、辛いことがあっても、悲しい事があっても"


"前を向いて"


"貴方の花嫁姿を見れない代わりに、このティアラを貴方に贈ります"


"将来、貴方がこれを着けて、教会で貴方の愛する人と立っているのを上から見守っています"


【貴方の母より ローザンヌ・ロゼッタ】







主「お母、様・・・」



ﾉﾜｰﾙ「奥様・・・」



ユア「・・・奥様も最期までお嬢様を愛していらっしゃったのですね」





ｼﾝﾀﾛｰ「・・・いい話だな」



クロハ「・・・あぁ」





主「・・・ありがとう。お母様」



ﾉﾜｰﾙ「それにしても・・・ティアラに使うとは。奥様も考えましたね」



主「・・・もしかしたら、お母様はルチアーノの隠謀を悟っていたのでは」



クロハ「それなら辻褄が合うな・・・」



ユア「何はともあれ。良かったですね。お嬢様」



主「はい」







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ども。お久しぶりです

やっと更新した癖に余談ですいません(__)

えー・・・本日、僕

誕生日を向かえましたー(´ω`)/ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ

ホントにどうでもいいですね。はい

ちまちま更新ですが、よろしくお願いします

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