イケメンさんと私の寮生活 (ページ48)

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あっさり、眠りについて翌朝起きると体が軽かった。
熱も測ると、36.5と平熱。油断はせずにマスクをつけて、お弁当と朝食づくり。

今日の朝ごはんは、理想の和食みたいな感じで。豆腐のお味噌汁や麦ごはん、ちょっとした趣味で漬けているキュウリの漬物に焼鮭。

望「あっ！！俺が作るのに何してるん！？まだしんどいやろ？」

あ「おはようございます、小瀧さん。大丈夫ですよ、熱も下がりましたし身体も軽くて楽です。今日のお弁当と朝食は作らせてください。」

望「…分かったけど、心配やからダイニングにはおるな。」

あ「じゃあ、コーヒーでも淹れますね。」

望「大丈夫やって！！もー、俺はおらんものやと思ってええから。」

あ「なんだかんだ言って、小瀧さんって優しいですね。」

望「あ、惚れた？料理上手で彼女想いな俺に惚れた？」

あ「惚れてはないですけど、好きですよ。」

望「男として？」

あ「人としてです。」

『俺はおらんものやと思ってええ』なんて言っておきながらめちゃくちゃ話しかけてくる小瀧さん。
話しながらも手を動かし、無事、私含め7人分の朝食とお弁当が完成した。

小瀧さんが皆さんを起こしに行ってくださってテーブルにみんな集合。

心配の言葉をかけられるけど、本当に不思議なくらいなんともない。
朝食を食べ終わり、私と大西さんは高校へ。残りの皆さんも、少ししてから大学へ向かうそう。

あ「いってきます。」

流星「行ってきまーす。」

勝利「A、辛くなったら連絡してね。送ってあげられなくて本当にごめん。」

あ「大丈夫ですよ。ありがとうございます。」