イケメンさんと私の寮生活 (ページ34)

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永瀬さんのことを考えていたら、もう授業もHRも終わっていた。
恋する乙女風だけど、息子が急に熱を出して心配している母親だと思ってください。

あ「菜月、駿佑、また明日！！ごめんね、今日は急ぐから！！」

菜月「お～、頑張れ。バイバイ。」

駿佑「Aちゃん、また明日！！」

そのまま、大西さんの教室に直行して、ひそひそで要件を伝える。
大西さんは部活があるので、部活へ行きます。はい、当然ですね。

あ「冷えピタ、スポーツドリンク、経口補水液、ゼリー、風邪薬…。」

一人でブツブツ言いながら、すべてを買い終え、寮へダッシュ！！
ドア開けっぱなしだし！！もう！！

あ「永瀬さん！！部屋ですよね！？入りますよ～。」

ガチャッ

あ「永瀬さん、起きてたんですか？どうですか？」

廉「…頭痛くて、寝ようにも寝れへん。」

あ「しゃべれるんなら、吐き気はそこまでじゃないですね？熱はかりますよ～。」

廉「なんか、Aがお母さんみたい…。」

あ「はいはい、話しっぱなしでいいですからね～。寂しかったんですか？」

廉「…せやな。」

あ「どういうことですか！？38.2度ですよ？」

廉「まじか…。」

あ「冷えピタ貼りますね。いいですね？スポーツドリンクおいておきますね。」

廉「ありがと。」

あ「脱水酷くなったら、経口補水液に切り替えるんで！！何かあったら行ってくださいね。また、様子見にくるんで。」

廉「うん…。」

紫耀「A？廉帰ってきてるの～？」

あ「ああ、平野さん！！おかえりなさい！！」

うう～、今日はいつもより忙しくなるな～。
永瀬さんに、身体拭くタオルを持って行かないといけないし、晩御飯は別メニューを検討しよう。