第1話 ページ2
桜も散ちきり、徐々に暖かくなっていく季節、5月。
大学にも、一人暮らしにも慣れてきた。
遠くの大学に行くことになって家族にも心配かけたし、私自身も最初はとても寂しかった。
でも大学は仲の良い友達も数人でき、
毎朝1限に行くために目を擦りながら一生懸命ひとりで早起きする毎日も嫌いじゃなかった。
そろそろ新しい何か、新しいこと始めたいなぁ
なんて思ってた頃。
・
いつものように大学に行って講義を受けて、
友達とバイバイして家への帰路に着く。
大学から一人暮らししているアパートへは電車で2駅、
サークルにも特に所属していない私は
今日の夜、特に用事もなかったので、
途中の駅で降りて、この辺ぶらぶらしてみようかな、と、一駅前で電車を降りてみる。
・
・
スーパーがあったのでそこに寄って、
今日の夕飯はこれとこれ作ろうとか考えながら具材をカゴに入れていると、
自分以外にも若くて背の高い男の人がカゴを片手に、
うーーんっと悩みながら野菜を眺めたいた。
(私よりもちょっと年上かなぁ、お兄さんも一人暮らしして自炊とかしてるのかな？)
なんて思いながら思わずその人を眺めてしまった。
だって、食材ごときであまりにも真剣な顔して悩んでいたから。
「…ふふっ」
ちょっと面白くて思わず声が出てしまった。
あっ、やば…！
ものすごく怖い顔で野菜を見つめていた彼も、視線を感じたのか、パッと顔を上げこちらを見た。
？「何笑っとんねん。」
今の笑い声も自分に向けられたものだと気づいたのか、声をかけられた。
んーーー！やってしまったかもしれない。
いきなり身も知らずの人に笑われたらそりゃ嫌な気持ちになるよね、！！！？
「あ…、ごめんなさい！野菜にすごい視線向けてたもので…！」
慌てて弁解しようとするも、意味わからないことを言ってしまったかも。
野菜にすごい視線ってなんやねん。
？「お姉さん、おにぎりの具材、何入ってたら嬉しいと思います？」
「……はっ？おにぎり…？」
次に彼が口を開いたかと思ったら、
いきなりおにぎりの話…？
「わ、私は豚キムチとか入ってたら嬉しいかもしれないです…。豚キムチのおにぎりとか見たことないですし…」
とりあえず自分の好きなものを答えてみる。
たしかにおにぎりに豚キムチ入ってたら嬉しい。
私豚キムチ好きだし。
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ジャム - 間違ってたらごめんなさい｡ 佐久早くんの聖が清になってます｡ (2021年6月10日 19時) (
レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます、わざとそうしてます、、！ (2021年2月4日 18時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
あ - 間違ってたらすみません！LINEがLIMEになってます、、、！ (2021年1月11日 23時) (レス) id: acd8df42fe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 田中さん» コメントありがとうございます^^もう自分の身の何をどう捧げればいいのか分からないくらい稲荷崎尊いですね…！！ (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 猪と猫さん» コメントありがとうございます！もう本当に稲荷崎民にとってはこれは命日かな？ってなるくらい本誌やばかったですね！！猪と猫さんのすなくんの作品も楽しく読ませていただいてました！！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たたねんこ | 作成日時：2020年4月10日 1時
