傷跡を探って ページ25
アムムさんの公然わいせつ罪は、まだわかるとしても、リア充爆破の罪……？
どういうこと？なんでそんな罪で刑務所に……？
Aがドン引きしているのを知らずに楽しそうに話している四人は、看守の「しゅーりょー」という声で、食堂のドアに向かって走った。
「……皿に残ってるぞ」
あるにあは、テーブルの上に残っている肉を見て嘆くが、皆はおなかいっぱいで、誰一人として残したものを食べようとしなかった。
すると。
「ちょっとおなか減ったな〜、ちょっと失礼」
ジャンクはそういうと、テーブルに残っている肉を食べた。
「ちょっと失礼って、なんだよ」
「雑……」
ラムザとタップはジャンクの奇行に突っ込むが、ジャンクは何も言わず、食堂から出るように促した。
「……あのシェフ、ベイクドポテトを渡すはずが生のジャガイモを……」
「何！？」
あるにあの告げ口に、驚くジャンクだったがすぐに「それは俺知らねえぞ？」と言う。ジャンクがあまり面倒臭いことに関わりたくない人間だと知っていたラムザは、どうにか食堂を改善してもらおうと、
「Aさんがそんなもの食べたら危険じゃね？」
と、言った。
「……確かにな〜。あのシェフにちゃんと注意しておくか〜〜」
ラムザの思惑通り考えを改めたジャンクは、「まぁ注意しておこう」と言って、A以外の四人を房の中に入れると鍵を閉め、Aを看守塔に誘導した。
「……看守。少し聞きたいことがあるんですが」
今まで黙っていたAがジャンクに恐る恐るといった感じで、聞いた。
心当たりがあるのか、少しびくりとした看守は「……どうした？」と、構えて聞いたが、
「あの人たちって公然わいせつ罪とリア充爆破の罪で捕まったんですか……？」
という言葉を聞いて、ガクッと肩を落とした。
「なんだそんなことか……そうだ、アムムが公然わいせつ罪で捕まり、それを助けようとあるにあとラムザがリア充爆破の罪を犯した。あぁ、あとタップは元看守だったが少し体罰が厳しすぎて逮捕された」
変な奴らだろ、と笑うジャンクとは対照的にAの顔色は悪かった。
きっと、知らないんだろうな。
仲間から裏切られるってことも。
……見捨てられることも。
看守塔に入って、ジャンクに「待機だ」と言われてからもずっとAの顔色は優れなかった。
そんな様子を黙ってみていたジャンクは、看守塔を降り無線機を取り出すと、
「もしもしシモンズ、調べてほしいことがある」
と言った。
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N(プロフ) - わーーー！！更新ありがとうございます！！セクハラ仕掛けようとするジャンクさんにキュンときました…！ (2019年1月9日 2時) (
レス) id: 9739c37198 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - Nさん» Nさんはジャンクさん推しなのですね……！ もっとジャンクさんと絡ませていきますね！ (2018年12月28日 22時) (レス) id: 51084a1629 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - りえるさん» りえるさんありがとうございます……！ その言葉で更新再開しようと思えました！ 頑張ります！ (2018年12月28日 22時) (レス) id: 51084a1629 (このIDを非表示/違反報告)
N - 初めまして！ジャンクさん推しなのでとっても最高なお話です！！続きが読めますように…！ (2018年12月14日 2時) (レス) id: 9739c37198 (このIDを非表示/違反報告)
りえる - めちゃくちゃ面白いです！一気に読みきってしまいました！続き楽しみにしています！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: abbad6b46b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つかさ | 作成日時：2018年5月27日 21時
