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K ページ22

ダイニングテーブルには見るからにふわっふわなスクランブルエッグとカリッカリに焼かれたベーコン、色とりどりのサラダ、どっかの高級店で買ったんだろうクロワッサンがワンプレートにおしゃれに盛られてて…




朝から女子力高すぎる…さすがキングですね。




まだ何かキッチンでカチャカチャと音が鳴ってるのを気にせずに食べ始めると、いい香りのホットコーヒーとフルーツたっぷりのヨーグルトを持って戻ってきた…




『はい、北山はブラックでよかったんだよね?』

「あぁ…さんきゅ…って、お前それだけ?」




手元を見ればマグカップには多分砂糖がたっぷり入ってるんだろうカフェオレと俺の前にも置かれているフルーツたっぷりヨーグルトのみ。




『あー…そんなお腹減ってないからこれで大丈夫、北山は気にせず食べて?足りなければまだあるから言って?』

「いや…これで充分だけど…お前そんなんじゃまた痩せちまうぞ」




いくらフルーツが入ってるからってヨーグルトだけじゃ流石に心配だし、自分は食べないのにこんなに朝から準備してくれたとか申し訳なさすぎて…昨日のこと聞きづらいじゃねーか!




『朝はこのくらいで大丈夫だよ。でも北山はいっぱい食べないとね?大きくなれないよ?』




クスッと笑いながらマグカップを口元に運ぶ姿がやけに綺麗でつい見惚れてると、不思議そうに軽く首を傾げてくるから




「…寝起きは180センチ越えてるっつーの」




お前に見惚れてたなんて流石に恥ずかしくて言えなくて、クロワッサンに思いっきり噛り付いて誤魔化した




あー…そうだったね、ごめん(笑)




なんて、また綺麗に笑うから俺は黙々と目の前の食べ物を口に運ぶしかなくなる




それにしてもどれを食べても俺好みの味付けに焼き加減




こんな嫁欲しいな…なんて思っちまう程に。




「なぁ…」

『んー?どうしたの?おかわり?』

「いや…そうじゃなくて…」




ヨーグルトに入ってる苺を齧りながら席を立とうとするから慌てて手を伸ばして元の位置へ




「朝からこんなにありがとな?全部うまい、なんかごめん」

『こちらこそ渉みたいにはご馳走作ってあげられなくてごめんな?食べてくれてありがとう』




俺がお礼を言ってるはずなのに、何故か逆にお礼を言われる…




変なの




でもなんかそれが藤 ヶ 谷らしくて笑ってしまった

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作者名:あっぷるしゅがー | 作成日時:2018年11月29日 15時

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