Multicolored box

むらさきときいろ ページ2

T「 みあた〜温泉行きたい 」

M「 お玉さん温泉行きたいのは分かったけど…今何時か知ってます？ 」

T「 えーえむいちじですね 」

M「 この時間からじゃ無理ですよ？ 」

T「 は？そんなこと知らねーし。どっか行けるとこ探せよな 」

M「 そんな無茶な… 」


俺のお姫様はいつも無茶振りです(泣)


それでも喜ぶ顔が見たくて只今必死にネット検索中


ヲタク連絡網もフル回転で調べるも、やはりこの時間からじゃ限界が…


キタヤンに連絡しても繋がらない…きっとガヤさんに鳴かされてるんだ(泣)


泣きそうになりながら何とか見つけた場所は家から1時間は掛かる


M「 お玉さん…？ここ行ってみる…？ 」

T「 ん〜？温泉見つかったの？ 」


俺のスマホを覗き込み場所を確認すると唇を尖らせてピヨピヨ


か…かわいい！！


T「 やっぱり温泉行かな〜い みあたお風呂掃除してきて 」

M「 え！？行かないの！？あんなに行きたがってたのに… 」

T「 みあたが遅いから気が変わったの〜 早くお風呂掃除してきて 」

M「 すぐ終わらせるからちょっと待ってて！ 」


ダッシュでお風呂掃除を終わらせ、お姫様の元へ戻ればスマホゲームに夢中…その間にタオルや着替えを準備していつでも入れるようスタンバイ


そう言えば少し前にキタヤンから温泉の素貰ってたな…どこだっけ？


クローゼットの紙袋をガサゴソ…あったー！！


草津…登別…湯布院………これだ！


急いで浴室へ移動して投入


M「 お姫様喜んでくれるかな〜♪ 」


お湯張り終了のメロディーに誘われ、のそのそとお姫様がやって来た


T「 なんかいい香りする〜」

M「 本日は湯布院温泉ですぞ！ 」

T「 この前行ったとこだ〜 」

M「 そうそう！それ思い出してこれにしてみたよ！んじゃゆっくり入ってね！ 」


その場を離れようとしたら腕を引かれて元の場所へと戻されたんだが…？ん…？


T「 ……っしょに……る 」


小さすぎて聞き取れないっす(泣)


M「 んー？ごめん…聞こえなかったからもう一度言って？ 」

T「 だー！！！一緒に入るって言ったんだよ！ 」

M「 うぇっ！？一緒に！？ 」

T「 嫌ならいい！一人で入れバカ！ 」

M「 嫌じゃない！嫌じゃない！喜んで入らせて頂きます！！ 」


その数日後キタヤンから爆弾が落とされる…


K「 俺と太輔が温泉行ったって玉に言ったから自分もお前とどうして温泉行きたかったんだと。だけど時間が遅かったしお前に無理させるから家の風呂で我慢したってさー 」

おれんじとぴんく…あか→←あかとぴんく

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