あかとぴんく ページ1
「ちょうど7色あったのでつい買っちゃいました!皆さんお好きなのどーぞ」
気の利くマネージャーからの差し入れは虹色に輝く小さなカップケーキ
その箱を覗きながら目を輝かせている我らのキング
そしてそれを優しく見守る残りのメンバー
なんだこれ…
口元を手で隠しながらしばらく悩んだ結果、決まらなかったらしい
F『 俺決められないからみんな好きなの取って?残ったやつ食べる 』
いいの?やったー!どれにしよう…?等それぞれ声を上げながらどんどん減ってくそれ
気付けば箱の中には残り2つ
K「 赤とピンク… 」
さて…どちらにするか…
どちらを選んでも甘いものがあまり得意ではない俺に取ってはさほど変わらないわけで…
K「 藤ヶ.谷好きな方選びな?2つならさすがに選べるだろ? 」
F『 んー…じゃー北山こっちあげる 』
そっと手のひらに乗せられたのは綺麗なピンク色
そしてキングの手には驚くほどに真っ赤なそれ
2「 藤北カラーだね! 」
俺の背後から2人の手元を嬉しそうに覗き込む悪ガキの言葉に一瞬キングの頬が赤くなったのは気のせいだろう
K「 お前は何色にした? 」
2「 俺はマザーオレンジ! 」
S「 なんでオレンジなのー!?俺はニカメロン選んだのに酷くない? 」
なんて末っ子達に絡まれている間にキングはいつものよこーさんの隣へ
よこーさんの手元を見ればムラサキだった
もちろん宮田は黄色を選んで、玉はなんとなくムラサキは嫌で水色にしたらしい…素直じゃねーよな(笑)
K「 それにしてもこれ何味だ…? 」
恐る恐る小さく一口齧り付けば口いっぱいに広がる甘さ
あ…これあいつの好きな味じゃん…
そして俺には甘すぎるそれから目線を上げればバチっと視線が絡んだ
これ以上食べ進める気にはなれなくてその場を立ち上がり、今もなお感じる視線へと近づく
K「 これ…食いかけだけどやる 」
不思議そうに少し首を傾げて少し考えると、あぁ…なんて言いながら自分の手元のそれを俺に差し出す
いや…交換したくて言ったわけじゃねーんだけど
その手を押し戻し両手に甘いそれを乗せればまた不思議そうに首を傾げた
俺はただこの味をこいつに食べさせてやりたかっただけ
用事が済めば、またいつものソファーへと戻りゆっくりと目を閉じる
F『 あ…いちごみるく! 』
少しずつ遠退く意識の中であいつの嬉しそうな声が聞こえて、ほんの少し頬が緩んだ
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あっぷるしゅがー(プロフ) - ♪りぃあ♪さん» りぃあ様いつもコメントありがとうございます(^^)たんまみーや喜んでいただけてよかった♪ (2018年11月9日 13時) (レス) id: dbb434e319 (このIDを非表示/違反報告)
♪りぃあ♪ - あっぷるしゅがーさん» きゃー!星に願いをみたい!!玉ちゃん可愛い♪♪♪宮田王子最高!最高のたんまみーやをありがとうございます! (2018年7月28日 22時) (レス) id: 1c5cf2a2e4 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるしゅがー(プロフ) - 桜さん» 桜様コメントありがとうございます(^^)作者の目では可愛いフィルターがかかって玉ちゃんはどうしてもこんなキャラになってしまいます(苦笑)これからも楽しんでいただけるように頑張りますね♪ (2018年7月11日 16時) (レス) id: dbb434e319 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 初コメ失礼します。藤北好きでいつも読ませていただいているのですが、カワイイ玉ちゃんにキュンキュンしてしまいました。いつもステキなお話をありがとうございます♪ (2018年7月10日 21時) (レス) id: 5f0c76c3ba (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるしゅがー(プロフ) - ♪りぃあ♪さん» りぃあ様コメントありがとうございます(^^)これからも楽しんでいただけるようにがんばります! (2018年7月2日 14時) (レス) id: dbb434e319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あっぷるしゅがー | 作成日時:2017年6月13日 16時