八十四曲 ページ39
そらるside
立夏「ちょっとした知り合いです。
久しぶりに会って少し嬉しくなっただけですから、すみません笑」
みんなが心配している中
俺は"せいと"と呼ばれた人を見て記憶を巻き戻していた
そして、思い出した頃に隣、その人が座っていた
「すみません。打ち上げ中に」
そらる「いや、別に」
「少しだけ話したいことがあって」
その人は俺の前で悲しそうに怒った人
「Aと会ってるなんてこと、無いですよね。」
Aの為に怒れる人
そらる「……………」
Aを大切にしてくれてる人だ
でもその人は前みたいに俺に向かって少し怒った顔をしている
その顔を見て、俺がAと会ってることを知ってるってことがわかって
そらる「会ってます。
…でも、昔みたいに傷をつける様なことはしていません。」
そんな人に嘘なんてつけなくて、怒られることを承知で目を見る
すると、せいとさんはすぐに表情を変えて
「いや、大丈夫ですよ。
そらるさんがそんな人じゃないって知ってます。
聞いてみたのは嘘をつくかどうか少し試させてもらっただけです。すみません」
口角を優しく上にあげた。
「でも、お願いします。」
そして、真剣な顔をした後
「Aのこと、絶対傷つけないでください。
これ以上傷がついたら、Aはもうきっと、立ち直れないと思います。
今もずっとAはギリギリなんです。」
頭を下げて
「大切にしてください。」と願う
その言葉がやけに鮮明に聴こえて
「約束します。」と俺も真剣に見つめた。
997人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tsukki-(プロフ) - 雪華さん» ありがとうございます、もうそろそろ完結に向かいたいと思っています。あと少し応援よろしくお願いします。 (2019年3月28日 21時) (レス) id: 0ea2ed7c1d (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 更新してくださってありがとうございます! 好きな作品なので通知が来ると、とてもうれしいです。これからもtsukki-さんのペースで更新していってください(数年ぐらいは余裕で待ちます)。応援しています。 (2019年3月13日 13時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - 時雨さん» 人に堂々と接するのは難しいものですが、良い人生を送っているから出来る事だと思います。これからどうなるかは私自身も少し迷っていますがこれからもよろしくおねがいいたします。コメントありがとうございました。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - あゆめ さん» 人に嫌われたくなくて嫌いと言えない。それでも大切な人を大事にする気持ちの方が大きい故に嫌いと言える勇気ですね。これからもそんなカッコ良いそらるさんをよろしくおねがいいたします。コメントありがとうございました。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - ルナさん» 喜んでもらえとても嬉しいです。これからも着実に更新させていただきますのでこれからも応援よろしくおねがいいたします。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:tsukki- | 作成日時:2018年11月23日 22時