四十八曲 ページ3
まふside
まふ「かんぱーい」
立夏『かんぱいです』
グラスの音が綺麗に響く
今日二人で食べにきたのは立夏ちゃんの誕生日祝いで、本当は別にみんなで集まってするつもりだったのだけれど、その日は僕だけ用事があって出来なくなり、でもお祝いがしたくてそれなら早めに、ということでここに来ていた
立夏『よくこんな良いお店予約出来ましたね』
まふ「はい、キャンセルがちょうど重なってて、運が良かったです」
二人で食べに来るのは今日が初めてという訳でもないので緊張なんてしない
でも時々見せる立夏ちゃんの仕草にキュンとなるのが少し肌痒い
なら立夏ちゃんのことが好きなのか、と聞かれると、正直言ってわからないのが答えだ
それでも二人でいる空間が嫌なわけでもないので今はこのままで良い
立夏『ん〜、美味しいです笑』
まふ「ですねぇ」
そしてこのお店に満足して「また来たいですね」なんて言いながら二人でお店から出る
その帰る途中
カウンターからシェフの人が料理を作っているところが見えて
まふ「うわぁ、かっこ良い…」
料理を作っている男の人を見て、その様になっている姿に魅了される
それは多分一つの才能のようなものな気がして、「カッコ良いですね」と立夏ちゃんの方を向くと
立夏『………』
立夏ちゃんは少し、暗い顔をしていて
まふ「……どうかしましたか?」
その顔が気になり、話しかけてみると
立夏『……っ。』
…瞬間、立夏ちゃんと、その男の人と目があった
男の人はペコ、と首を曲げて
立夏ちゃんはすぐ顔を背けて
それを見てきっと二人には何かあったんだろうと思いながら、そう言えば僕もその男の人を見たことがある気がし、でもプライベートについての事だろうと僕は何も聞かずに立夏ちゃんを送った
そしてその日の夜、僕は久しぶりにAちゃんの夢を見た
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tsukki-(プロフ) - 雪華さん» ありがとうございます、もうそろそろ完結に向かいたいと思っています。あと少し応援よろしくお願いします。 (2019年3月28日 21時) (レス) id: 0ea2ed7c1d (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 更新してくださってありがとうございます! 好きな作品なので通知が来ると、とてもうれしいです。これからもtsukki-さんのペースで更新していってください(数年ぐらいは余裕で待ちます)。応援しています。 (2019年3月13日 13時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - 時雨さん» 人に堂々と接するのは難しいものですが、良い人生を送っているから出来る事だと思います。これからどうなるかは私自身も少し迷っていますがこれからもよろしくおねがいいたします。コメントありがとうございました。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - あゆめ さん» 人に嫌われたくなくて嫌いと言えない。それでも大切な人を大事にする気持ちの方が大きい故に嫌いと言える勇気ですね。これからもそんなカッコ良いそらるさんをよろしくおねがいいたします。コメントありがとうございました。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - ルナさん» 喜んでもらえとても嬉しいです。これからも着実に更新させていただきますのでこれからも応援よろしくおねがいいたします。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 1601c13111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tsukki- | 作成日時:2018年11月23日 22時