三十四曲 ページ35
それからすぐ、その人は満足したように出ていった
私はその場から動くことが出来なくなって、動くことが出来たのはきっとみんな帰って誰もいなくなった頃
ふらりと立ち上がり、ドアを開ける
まふ「…ビクッ…え、Aちゃん？」
立夏「どうしたんですか？」
そらる「なに、A？もしかして今までスタッフさんと話してたの？」
しかし、帰っていたと思っていたのに、そこには急にドアが開いたからか驚いた顔をしたまふさんと、まふさんの横からピョコと顔を覗かした立夏ちゃん
そして、その後ろで歩いていたそらるさんがいた
『…ぁ、えっと…少し話し込んでしまって、今から帰るところです。』
私は少し冷静になって三人に話す
まふ「そうですか、じゃぁ今日もそらるさんに送ってもらうんですか？」
『いえ…今日はあの…。』
そらる「いや、今日は遅いし送る、その為に待ってたから」
今日、一人になって、今の状況を確認しておきたくて、電車で帰ろうとしていたのに
そらるさんが待ってたと仰ってくれたので、断ることなんて出来ず
そらるさんは二人にお別れを言った後、私の荷物を持って車に乗った
そらる「…で？何かあった？」
車を発進させてすぐ、そらるさんは私の方を向いて綺麗に笑った
その時、その優しさに甘えてしまおうか、なんて考えた後、あのスタッフの笑った顔が浮かんで、また鳥肌がたった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 729人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tsukki-(プロフ) - 優姫さん» その言葉とても嬉しいです笑、続編でもどうかよろしくおねがいいたします！ (2018年11月23日 16時) (
レス) id: dfe238afad (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - 麦ごはん。さん» 一番と言ってくださって凄く嬉しいです、これからも一番で居られるよう頑張りますのでどうかよろしくおねがいいたします (2018年11月23日 16時) (レス) id: dfe238afad (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - 麦ごはん。さん» 一番と言ってくださって凄く嬉しいです、これからも一番で居られるよう頑張りますのでどうかよろしくおねがいいたします (2018年11月23日 16時) (レス) id: dfe238afad (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - 夜さん» ありがとうございます、これからもストライクと言ってもらえるよう頑張りますのでよろしくおねがいいたします (2018年11月23日 16時) (レス) id: dfe238afad (このIDを非表示/違反報告)
優姫(プロフ) - 何で一回しか評価押せないの.... (2018年11月22日 20時) (レス) id: a847480144 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：tsukki- | 作成日時：2018年10月21日 23時
