4. 隣 ページ5
【日高side】
〜♪
とりあえず吹き始めだからロングトーンを軽くする。
日高「・・・・・」
ちらっと誰もいなくなった隣を見る。
・・・やっぱ寂しいもんだな。
いつもここでは一緒に吹いてるから。
改めて(((A)))との時間を楽しみにしていたことに気づく。
まーでも、あいつ彼氏いるみたいだし。三年の西島？だっけか。
俺なんかといるより楽しいんだろうな。
・・・・・あれ、なんか嫉妬してるみてぇだな・・。
日高「・・・彼女欲しいな・・。」
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【(((A)))side】
楽器の片づけをして、学校近くの公園へ。
西島「あ、(((A)))！こっちこっち」
ベンチに座り、にこにこして手を振る西島先輩を見つけた。
自然と笑顔になって、手を振り返す。
(((A)))「先輩！待たせてごめんなさい」
西島「全然待ってないよ。ここ、おいで。」
はい、と言って先輩の隣に腰を下ろした。
西島「急に呼び出してごめんね？」
(((A)))「大丈夫です！ここの辺に用があったんですか？」
先輩の家はここからわりと遠くてバス通だから、少し気になったのだ。
西島「あ、あぁ、うん。ちょっとね・・。」
(((A)))「・・・？」
あんまり聞いて欲しくなかったかな・・？
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作者名：つーたろ | 作成日時：2016年3月28日 15時
