▽the faint light▽ ページ6
〜貴方side〜
-帰り道-
もうすっかり暗くなった町をAと山本は歩いている。
貴(やっぱ背高いなあ。)
Aは街灯に照らされてできた、並んだ二つの影を見ながら小さく微笑んだ。
山｢どうかしたか?｣
貴｢ううん♪武って背高いなって。｣
山｢Aは小さいもんな♪｣
貴｢ど-せ小さいですよ-っ!｣
Aはすねたように、頬を少し膨らませてみせた。
山｢怒んなって。(汗)Aは小さいから可愛いって言いたかったのな♪｣
山本の言葉にAは顔を赤らめた。
貴(そんな率直に言われると…照れる…//)
山｢Aの母さんも身長低かったのか?｣
赤面のAを知ってか知らずか、山本わAに尋ねた。
貴｢どちらかというとね。あ、でも父様は高かったよ!｣
家族のことを聞かれて、Aは嬉しそうに答えた。
山｢じゃあAは母さん似だな♪｣
貴｢よく言われる。(笑)｣
山本とAは笑いあった。
貴｢でもね、髪の色は父様譲りだよ!(ﾆｺ｣
先ほどの頬の火照りを忘れ、Aは幸せを感じていた。
貴(こんな風に家族の話ができるなんて…何年ぶりだろう……。)
Aの話を山本は相槌をうちながら、笑って聞いていてくれた。
貴(こんな風に…みんなが笑って聞いてくれた、あの頃から…もう何年経ったんだろう……。)
心の底から暖かい気持ちが込み上げてくる。Aはただただ、嬉しかった。
貴(いつか…話せる日がくるかもしれない……。)
Aの心に小さな希望が出来始めていた。それはツナ達に出会い、絆をつくり出していく中で生まれた、光だった。
貴(武になら…みんなになら、私の背負っているものを、私の望んでいるものを……話せる日がきっとくる…!!)
暗い夜道の中で、Aにはその光がはっきりと感じられた。二人が歩く道には、明るい声が絶えることなく続いた。
▼decision of club▼→←▼kindness▼
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏音♪ - 悠さん
はじめまして♪
ありがとうございます☆
頑張って書きますねっ(^^) (2011年6月19日 12時) (携帯から) (
レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - はじめまして!全部読みました!とっても面白いですね!更新頑張って下さい♪ (2011年6月19日 0時) (レス) id: 352ef496e0 (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪ - 続き→ これからまた書いていこうと思うけど(自己満の駄作を…)、うちももう高２です(汗)
部活と勉強でだいぶ忙しいんです(T_T)
なんでほんとーにたまにの更新になります…(泣)
ごめんなさいm(_ _)m
そして心配してくれた方!!
どうもありがとう♪ (2011年6月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪ - お久しぶりです＆ごめんなさいっ(>_<)
携帯壊れて、その後しばらく取り上げられてましたm(_ _)m
みんなに心配してもらって
申し訳ない気持ちもありつつ、嬉しかったです☆
地震とか津波の心配もいりません♪
愛知に住んでるんでね(笑) (2011年6月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
真未 - 奏音♪さん・・・本当に大丈夫・・・？できたらでいいから、一言書けたら書いて・・・心配だよ・・・ (2011年4月29日 20時) (レス) id: 06da087ba5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奏音♪ | 作成日時：2010年9月10日 18時
