▽angel's voice▽ ページ12
〜山本の父side〜
-山本宅-
山本の父は先ほどまでAが食べていた席を片付けていた。すると急に店の扉が開いて、一人の男性が顔を覗かせた。
客A｢今、いいかい?｣
もうとっくに閉店時間を過ぎているが山本の父はニッコリと笑って答えた。
山父｢いらっしゃい!♪｣
その男性はカウンター席に座り、ジャケットを脱いだ。
客A｢いつもの。｣
山父｢あいよっ!｣
山本の父が準備に取りかかると、また扉が開き、今度は三人の客が現れた。
山父｢いらっしゃい!!｣
客B｢なんだ、先客がいたねえ。｣
客C｢懐かしい顔じゃね-か。(ﾆｺ｣
客D｢なんだ、今日は夜間営業かい?(笑)｣
山父｢今日は特別でな♪｣
そうこうしてる間に何人もの客が店に入って、飲み始めた。スーツや作業服と、様々な服装だったが唯一、皆が楽しそうに笑っているのは同じだった。
客B｢いやあ、家路につくとき、歌が聞こえてさ、あまりにもきれいでついつい寄っちまったよ。｣
白髪混じりのサラリーマンはビールを片手に話した。
客D｢俺もだよ!懐かしい歌だった。急にあの時が蘇ったよ…。｣
客E｢あんたもかい?気のせいだと思ってたが…俺にも聞こえたよ。あの天使の歌声が…。｣
店の中はざっと十人ほどになっていた。山本の父は笑ったまま寿司を握っていた手を休め、どこからともなく取り出した、一枚のCDをかけた。
客A｢いつ聞いても、いい声だ…。｣
店の雰囲気が一気に変わったように思えた。
客C｢ああ。鈴音ちゃんの声だねえ♪｣
客F｢最後に聞いたのは…もうだいぶ前だな…。鈴音ちゃんが亡くなった翌日、朝までみんな泣きながら聞きまくってたなあ。(笑)｣
その言葉に他の客も少しおかしそうに笑った。
客G｢あれはひどかったなあ。(笑)｣
一番最初に店に入ったお客がビールを置くと、山本の父に話しかけた。
客A｢さっきの歌声…初めて聞いた鈴音ちゃんの歌声にそっくりだったよ。誰か歌姫でも来てたのかい?｣
その客は冗談目かしく、少し赤くなり始めた顔に頬杖をついた。すると山本の父は動かしてる手を止め、木製の写真立てを見つめながら答えた。
山父｢いたんだよ…ついさっきまで伝説の歌姫が…。(ﾆｺ｣
----------------------------
ちょっと番外編(^^)
つまらなかったらごめんなさいっm(_ _)m
▼happy prophecy▼→←▼miraculous song▼
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏音♪ - 悠さん
はじめまして♪
ありがとうございます☆
頑張って書きますねっ(^^) (2011年6月19日 12時) (携帯から) (
レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - はじめまして!全部読みました!とっても面白いですね!更新頑張って下さい♪ (2011年6月19日 0時) (レス) id: 352ef496e0 (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪ - 続き→ これからまた書いていこうと思うけど(自己満の駄作を…)、うちももう高２です(汗)
部活と勉強でだいぶ忙しいんです(T_T)
なんでほんとーにたまにの更新になります…(泣)
ごめんなさいm(_ _)m
そして心配してくれた方!!
どうもありがとう♪ (2011年6月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪ - お久しぶりです＆ごめんなさいっ(>_<)
携帯壊れて、その後しばらく取り上げられてましたm(_ _)m
みんなに心配してもらって
申し訳ない気持ちもありつつ、嬉しかったです☆
地震とか津波の心配もいりません♪
愛知に住んでるんでね(笑) (2011年6月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
真未 - 奏音♪さん・・・本当に大丈夫・・・？できたらでいいから、一言書けたら書いて・・・心配だよ・・・ (2011年4月29日 20時) (レス) id: 06da087ba5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奏音♪ | 作成日時：2010年9月10日 18時
