▼miraculous song▼ ページ11
〜山本side〜
-山本宅-
山｢まだ何かあったのか?｣
山本の問いに父はニッコリと笑うと、山本の持っていた写真立てを再び手に取り、懐かしそうに眺めながら話した。
山父｢グローブじゃ、握ってくれた俺へのお返しにならないからって、客集めに店の前で歌ってくれたんだよ。｣
山｢歌手だもんな♪｣
Aの方へ振り返って笑った山本を見て、Aも笑顔で頷いた。
貴｢あの…どうでしたか?母様の歌…。｣
山父｢そりゃあもう…言葉じゃ言い表せないような、きれいな歌だったよ!こう…何て言うか…聞く者を魅了するような、暖かい歌だったねえ。｣
山本の父はその時を思い出しながら話しているようだった。
山父｢本当にあの時だけ、並盛の景色とか空気みたいのが艶やかになった気がしたよ。その歌に聞き惚れて、この店の常連客になった人もいるくらいだ!｣
その言葉をAは静かに聞いていた。
山父｢そっからだよ、鈴音ちゃんのファンになったのは♪鈴音ちゃんの歌は奇跡だと思ったな!!｣
突然Aは立ち上がったかと思うと、山本の父に深々と頭を下げた。
貴｢ありがとうございます。｣
山｢A?｣
顔を上げたAの目は涙で溢れていた。
貴｢あれ…?なんで泣いてるんだろう?(笑)嬉しかったのかな…。｣
すると山本の父は手で寿司を握る真似をした。
山父｢食ってくかい?♪｣
一瞬驚いたAはすぐに笑顔で答えた。
貴｢はいっ!(ﾆｺ｣
Aは魚の名前や旬のメニューなどの説明を受けながら、おいしそうに食べている。Aの表情にはもう明るさが戻っていた。
山(………可愛い……//)
山本はジッとAを見つめていた。
貴｢あっ!｣
山｢どうした?｣
Aはゆっくりと山本を振り返った。
貴｢今日お財布持ってない…!!｣
山本はその表情がおもしろくて少し笑った。
山｢ははっ♪大丈夫だぜ♪なあ、親父。｣
山父｢それは困るなあ。｣
山｢えっ!?｣
意外な言葉に山本は驚きの声を上げた。困っているAを見て山本の父は言葉を続けた。
山父｢じゃあ、おあいそに歌でもお願いしようかねえ♪｣
その言葉はAを今まで以上に優しい表情にさせた。
貴｢…はいっ!｣
並盛の街にまた歌が吹き抜けた。
▽angel's voice▽→←▽precious memory▽
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奏音♪ - 悠さん
はじめまして♪
ありがとうございます☆
頑張って書きますねっ(^^) (2011年6月19日 12時) (携帯から) (
レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - はじめまして!全部読みました!とっても面白いですね!更新頑張って下さい♪ (2011年6月19日 0時) (レス) id: 352ef496e0 (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪ - 続き→ これからまた書いていこうと思うけど(自己満の駄作を…)、うちももう高２です(汗)
部活と勉強でだいぶ忙しいんです(T_T)
なんでほんとーにたまにの更新になります…(泣)
ごめんなさいm(_ _)m
そして心配してくれた方!!
どうもありがとう♪ (2011年6月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪ - お久しぶりです＆ごめんなさいっ(>_<)
携帯壊れて、その後しばらく取り上げられてましたm(_ _)m
みんなに心配してもらって
申し訳ない気持ちもありつつ、嬉しかったです☆
地震とか津波の心配もいりません♪
愛知に住んでるんでね(笑) (2011年6月18日 22時) (携帯から) (レス) id: 04960562ed (このIDを非表示/違反報告)
真未 - 奏音♪さん・・・本当に大丈夫・・・？できたらでいいから、一言書けたら書いて・・・心配だよ・・・ (2011年4月29日 20時) (レス) id: 06da087ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏音♪ | 作成日時：2010年9月10日 18時
