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｢そーだ楓、おめー明日からイタリアな｣
そう言ってやって来たのはリボーンさん。
はいはいりょうかー…
｢…なんですって？｣
｢9代目たちにお呼ばれしてんだぞ。XANXUSたちの処分についてだ｣
｢…了解。何時？｣
｢昼過ぎっつってたから飛行機は朝だな｣
｢また欠席かぁ｣
ちゃんと連絡はするにせよ、ここまで嵩むと流石に…。リボーンさんにご機嫌取りも兼ねて恭弥君のところにお寿司を持っていってこいと提案(怪しい笑みを浮かべながら。不穏。)された。
あ、それならクロームちゃんのとこにも行ーこう！
………………………………………………………………
｢…楓、ありがとう｣
｢どういたしまして。クロームちゃんお疲れさま。身体大丈夫？結構解毒までにかかったって聞いたけど…｣
｢大丈夫、心配ないよ｣
顔色とかを見る限り痩せ我慢とかでもなく本当にそうらしい。ホッと胸をなでおろす。
｢それはよかった｣
｢楓こそよかった。…前より楽しそうに見えるから｣
｢！……ありがとう。犬君と千種君にもよろしくね｣
…………………………………………………………………
残ったもう一方の寿司の入った袋を傾けないようにしながら住宅地を歩く。
そう言えば恭弥君どこにいるんだろ…？学校かな。
うわ、でっかい日本家屋。ここだけ空気が違うよ。
｢えぇっと並中はここからだと…｣
｢何か用かい？｣
｢あぁ、恭弥く…雲雀恭弥さんを探しててで…す…ね……？あり？｣
｢ここ、僕の家なんだ｣
｢あぁ、確かに｣
ただならぬ雰囲気がかっちり当て嵌るというか。
よし、袋を手渡してさっさとおさらばしましょう。
｢待ちなよ｣
｢ん？｣
｢大量の無断欠席。その間溜まった書類の処理。流石に期限が近いものは片付けたけど｣
｢さっき渡したので見逃してもらうというのは…｣
｢それとこれとは別だよ｣
…そうですか。
｢それじゃあはい、持って帰ります｣
｢ワォ、いい度胸だね。赤ん坊から明日は朝から飛行機って聞いたけど｣
｢…………………｣
…罠にはめられた哀れな僕は美味しそうなお寿司を食べる恭弥君の目の前で、泣きながら書類の山を片付け続けたのでした。
…あれ、恭弥君絡むと絶対この締め方になるよね。
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はる(プロフ) - アイさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです。設定、めちゃくちゃすぎるかなぁと不安だったのですがそう言って貰えてよかったです。これからも頑張っていきたいと思います！ (2018年4月5日 9時) (
レス) id: d25b447d09 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - とても面白いです。ぜひ、続きを書いてください。他にも主人公が不老不死の小説を作ってください。楽しみにしています。これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2018年4月4日 22時) (レス) id: 0be3608437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2018年3月30日 14時
