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｢というか、すごいよねこのガラクタ。動力源なんなの？｣
｢知らなかったのかい？炎の生命エネルギーだよ｣
｢は？｣
その言葉によって頭の中のパズルがカチリと音を立てて完成した。怒り、企て、動力源、明日の戦い…………。
そういうことか。これの中身は……結構すごいこと考えるじゃない…？
｢何故僕がそれを教えたのか、わかるかい？｣
｢僕が好きだから？｣
｢違うよ、知っても意味が無いからさ｣
ふざけたことについては謝ります。骸君との会話のテンションから戻ってないって言うか…あれ…？なんだか視界が歪んで…うわ、やりやがったなこの…。
バツン、と頭の中で音が鳴り、
…次の瞬間には意識が覚醒した。
｢…で、
｢おかげで助かったけど、やっぱり観念して大人しく戻ろうって。君も帰りなよ｣
｢…そう？まぁなんだかんだ大丈夫だろうけど…｣
腑に落ちないまま帰路につく。
クロームちゃんはちゃんと僕の家に着いているだろうか。
no side
うんうん唸りながらも歩いていった楓を見てマーモンは安堵の息を吐いた。
｢さっきの観戦で幻覚汚染入りスレスレでよかったよ。上手くかかってくれた｣
元々ヴァリアーに戻る気ではあったのだ。しかし逃げたとなると何かしらの交渉材料は必須だと考えた。
…つまり、"日高楓にXANXUSの企てを察知させない"という条件を作り出すことが必要だったのだ。
これで"明日の仕上げ"への唯一の障害は消えた。これ以上無いシチュエーションを作り出したと言ってもいいだろう。
もしこれでも消されるというのなら…
｢もう仕方が無いね。ボスはボスだもの｣
なんだかんだ八年待ったのだ。逃げはすれど出ていく選択は、意外にもマーモンの中にはなくなっているのだ。
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はる(プロフ) - アイさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです。設定、めちゃくちゃすぎるかなぁと不安だったのですがそう言って貰えてよかったです。これからも頑張っていきたいと思います！ (2018年4月5日 9時) (
レス) id: d25b447d09 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - とても面白いです。ぜひ、続きを書いてください。他にも主人公が不老不死の小説を作ってください。楽しみにしています。これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2018年4月4日 22時) (レス) id: 0be3608437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2018年3月30日 14時
