死体の瞳に映る海 (ページ3)

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 【S.V.】

一人称：私、自分

 二人称： 君、Aさん、お前、アンタ

三人称：君たち、君ら、お前ら

  「私は心理学者の海涙椿。人と関わることは得意ではないけど、よろしく。」  

「自分か？…私の小さい頃の夢は公務員だった。けど、ちょっと昔に色々あった。それで、人に関心がなかったから、少しでも人に興味を向けられたらと思って心理学者になった。」  

「面倒臭い…。嗚呼、アンタか。…いや、なんでもない。少し疲れただけ。明日には治る。…心配どうも。その気持ちと珈琲、一緒に頂くよ。」  

「…ん、いつもありがと。家族について？…家族に関する事は、あんまり覚えてない。もう死んでるし。…いや、謝んなくていいよ。別に、家族の事はどうとも思ってないから。」
 
 「私は、心理学者になって人の気持ちを理解すると同時に、壊したいと思ったんだ。なんで？……まあ、アンタはなにも知らなくていいよ。私の破壊対象に入ってないから。」 