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『気を取り直してファンタの楽屋にお邪魔します』
カメラを持ちながら廊下を歩けば
騒ぎながら後ろをついてくるのはもちろん…
「イェーイ!」
『ちょっとお兄ちゃんついてこないでよ』
「むしろ俺の楽屋だし
さっき戻れって言ったじゃん」
『急に言うことまとも』
「で、なにすんの?」
『なにすんのってなに』
「どうせ行くならなんかしたくない?」
『んー、ファンの子たちに需要がないとなぁ』
「A何気にちゃんと考えてるよね」
『大事だからね』
〜
玲「待て待て待て!!
俺らのやつは需要なくね!?」
亜「俺も思った!
Aがファン大事にしてるのは
前から知ってたしこれ見てさらに思ったし
今いい話風になってるけど俺らのは違くない!?」
『そんなことないよ』
黎「俺も需要あると思います」
玲「お前はやられてないからだろ!」
勇「俺が代わりにやればよかった…」
澤「そういうことじゃない笑」
〜
「で、考えた?」
『ゆりちゃん、くじ引く箱ない?2つ。
この前GENE高で使ってたみたいな』
「え、急に?探してくるね!」
ゆりちゃんに無茶振りをして、待つこと5分。
「お待たせしました!あったよ!」
『さすがゆりちゃん。ありがとう』
大「マネージャーをこき使うな。笑」
『これにメモを入れて…お兄ちゃんは名前書いて』
「オッケー」
『できた!行こう!』
完成した箱を持って楽屋のドアを開ける。
『おはようございまーす!』
「お!A、おはよー!」
「「おはよー!」」
『あ、もうみんな着替えてんだね』
そう言うとそれぞれ決めポーズ。さすが。
『では…Aちゃん!ほら、お兄ちゃんも』
「大樹くんの!」
『FANTASTICな思いを伝えよう選手権〜!』
「「は?」」
謎のコーナースタートにお兄ちゃん含め
戸惑うファンタメンバー。
〜
亜「まじで意味わかんない。笑」
勇「俺らも意味わかんなかったっす」
隼「なにが1番怖いって
普通に企画だと思わせてるとこだよね」
涼「でもジェネとの差やばくない?」
『ジェネはあれでいいの』
隼「なんで!?」
黎「てか、大樹くんすら内容聞かされてない感じ?」
大「まったく聞かされてない」
堀「自由だけどAの企画力…」
颯「一周回って逆にすごい」
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作者名:なな | 作成日時:2020年2月15日 0時