紅一点×SnowMan⑤ (ページ22)

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side MIYADATE ページ22

ほんとうちの紅一点は強いな。

歌舞伎が終わったと思ったら、
すぐにクリエのリハが始まる。

毎年ここのあたり忙しいんだよね。

ほんとやってらんないっていう風にはならないのは、
やっぱ単独公演は嬉しいから。

いつまでこの状態なんだろうと思うことは多々あるけど。
やっぱりSnowManとして活動することは楽しい。

そして、目の前でアクロバットをする姫は
相変わらず綺麗なバック宙を決める。

台宙だっていつも1番高いところからだし。

歌舞伎の途中で、誰かに押されて
怪我をしたAだけど、次の公演からは
普通に出てきた。

しばらく休むと思っていたから驚いたけど。

ちょっと体調悪いのかな？なんて思う事もあったけど、
それ以上に彼女はプロだった。

誰も歌舞伎の舞台で華麗にアクロバットを
決めていた彼女が怪我をしていたなんて
想像つかなかったと思う。

そのくらいいつも通りだった。

その後、傷は回復したらしく。
クリエは万全の状態で挑めるって言ってた。

A『舘さん。ここの技、見といてくれる？変じゃ無いか。』

「分かった。」

彼女の技において、
変だと思うことは一度もないんだけど。

姫は常に上を目指しているから。
必ず人に見てもらいながら自分で修正を加えていく。

渡『にしてもさぁ。Aってなんでそんな肌綺麗なの？』

A『え？』

休憩中にご飯を食べていたら
翔太が姫に向かって質問していた。

「確かに。姫の肌ってほんと綺麗だよね。」

A『ありがと。でも私は雅にもらったものを使ってるだけなんだよね。』

渡『まじ？』

A『うん。雅って資生堂の御曹司だから、ほとんどそこのものばかりだけど。』

ん？姫は何気に言った言葉だけど、
なんかすごいこと言ってるよね。