side A ページ48
side 天使
『天使くん、ありがとう…』
Aちゃんのその可愛い呟きに心の中でそっと返事をした。
"こちらこそありがとうだよ
G-DRAGONさん。"
あと少し、どうしても距離を縮めたくて
なんとか方法がないか考えてた矢先
絶妙なタイミングで出してくれたスキャンダル。
この女の子とは何も無いことはわかりきってるけど
俺にとっては間違いなくチャンス。
少なからずAちゃんはショックを受けてるはずだ。
あざとい俺は、そこにつけ込むから。
『お花、綺麗…ありがとう…』
純粋だなぁ。泣いてる。
俺の下心、もしかして全然予想してないとか?
だけどさすがにこれは、俺を煽りすぎ。
『Aちゃん』
『…ん?』
『あはは。ほっぺにまつげついてるから、目閉じて。取ってあげる』
素直に目を閉じたAちゃんの
形の整った綺麗な唇に、優しくキスをした。
『…!』
びっくりして顔を離した瞬間、ぎゅっと抱きしめて
『…好き』
そう囁いた。
本当はこのままもっともっと一緒に居たい。
たくさんキスして、その先ももっと。
『はぁーー…俺、明日から釜山入りなんだよなぁ…』
『そう、なの?』
『うん。Aちゃん達は明後日でしょ?』
『うん、当日入り…』
『多分、釜山では会える暇ないんだよね。
ステージ終わって、俺らすぐこっち戻るから』
『そっか』
『釜山は…いつか、プライベートで行こ。
美味しい魚食べたり、星の綺麗な日に海沿い歩いたりしよ』
『…そだね』
ぎゅ、とAちゃんを抱きしめる力を強めた。
"いつか " " プライベートで "
そんな言葉に頷いてくれるってことは、ねぇ
『俺のこと…』
弱った心の隙に付け込もうとしからバチが当たったのか
このタイミングで鳴り響く、Aちゃんの携帯の呼出音。
『…出なよ』
抱きしめていた身体をそっと離す。
リビングへ携帯を取りに戻るAちゃんの髪からふわっと良い香りがする。
誰からだよ。
G-DRAGONさん?
頼むから、仕事関係の電話とかであってくれ。
俺の、このチャンスを奪わないで。
『もしもし…』
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がっちゃん(プロフ) - カーコさん» ありがとうございます…(;_;)うぃのの件は本当にショックでしたが、とにかくいつまでも待とう…!と、それだけ決めました(>_<)お話の展開は前々からできてたので頑張って書きます!カーコさんいつもありがとうございます…本当に励まされてます!! (2016年10月23日 7時) (レス) id: c8669e250c (このIDを非表示/違反報告)
カーコ(プロフ) - いつもこんな時間でスミマセンm(_ _)m凄く心配してました。うぃの件もあったので(T_T)大丈夫ですか?無理してはダメですよ(^^) (2016年10月23日 2時) (レス) id: 0ad4a54855 (このIDを非表示/違反報告)
がっちゃん(プロフ) - カーコさん» お返事続き(愛が重い 爆)ぐくちゃんで設定してくれてるって知ってから、私もばんたんをついつい追ってしまうようになりました…笑 ダンスの揃い方とか半端ないですよね。。ハマりそうで怖いです〜。読者様意外と(?)テソンペン多めなので頑張ります! (2016年9月25日 13時) (レス) id: c8669e250c (このIDを非表示/違反報告)
がっちゃん(プロフ) - カーコさん» カーコさーーーーん涙。嬉しい言葉本当にありがとうございます…正直、もう辞めて全部消そうかなって思ってたんです。うまく書けないし…読むだけに戻ろうかなって。でも、ずっとずっと読み続けますって言葉に励まされました。本当にありがとうございます。 (2016年9月25日 13時) (レス) id: c8669e250c (このIDを非表示/違反報告)
カーコ(プロフ) - お久しぶりです!グっちゃん可愛すぎて(>.<)って言う私もテソン君大好き!なヤツです!本当に毎回楽しみです。ずっとずっと読み続けます。ので無理をせず頑張ってくださいね。ファイティーン(^_-) (2016年9月25日 1時) (レス) id: 0ad4a54855 (このIDを非表示/違反報告)
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