30.“自己紹介” ページ30
理事長室でのサリバン様との面談の後、私はシアとミアを引き連れ教室へと戻ってきました。
…戻ってきた、のですが。
「わあ…可愛い！ミュウの実物なんて私、初めて見たわ！！」
「うおお…ミュウツーの迫力やべえ…てかでかっ！！！」
「わたくしカイム・カムイと申します。是非今後とも宜しくお願いいたします、Aさん」
「こ、こちらこそ。よろしくお願いします、カムイさん」
「女神か」
「えっ？」
な、なんだか、クラスメイトの皆さんに注目されてしまっています。何故でしょう…？
挨拶をしてくれたカムイさんというもふもふの鳥さんに挨拶を返せば、「俺も俺もー！」とあざとい金髪美少年が横から割り込んできます。
「俺、シャックス・リード！気楽にリードって呼んで、Aちゃん！」
「リードさん。ふふ、よろしくお願いします」
「割り込みはナシですよリードさん！」
「なはは、ごめーん☆」
我先にと自己紹介をしようとする彼らに目が回りそうになりますが、それだけ彼らが私達に興味を持ってくれているのだと思うとちょっと嬉しかったり。
勿論興味の比重はシアやミアに傾くでしょうが、でも、私の大好きな使い魔達がモテモテなのはそれはそれで嬉しいです。
「飛行試験の時のAさんの勢いや気迫はとても素晴らしかった！」
「えっ。あ、えへへ…ありがとうございます。その後はご存知の通りで、情けないところをお見せしちゃいましたけど」
「いやいや、そのアンバランス感がとても良い」
「え？」
「いえ何も！！！」
「でもAちゃん、あんまり無茶すんのは良くないよ？飛行試験の前も使い魔先生に助けてもらってたでしょ？」
「はい…その点については私も反省しきりです。一応今回ミアにも使い魔になっていただきましたから、魔力が減少した際の回復手段を得ることもできましたが…」
「確か…シア殿では魔力譲渡を行うことはできない、んでしたな？ですが、それは何故(なにゆえ)に？」
私とカムイさんとリードさんのやりとりを聞いていたのか、藁人形のような見目をしたその人も話に入ってきます。私は素直にひとつ頷き、その問いかけに答えようと口を開きました。
「私とシアが行っている“魔力共有”は、二人の魔力タンクをひとつにする行為なんです。私達ひとりひとりが抱えている魔力総量を引っ括めて便宜上タンク、と例えますが」
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ako(プロフ) - 最高すぎてやばいですえ、すきです。脇役のこの子可愛い！！！更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月19日 17時) (
レス) id: 444283ccfe (このIDを非表示/違反報告)
脇役(プロフ) - チョコレートさん» あんまり褒められちゃうと私調子乗っちゃうから程々がいいんですよ！←ありがとうございますwまったり続編をお待ちいただければ幸いです！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: bd1474991a (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - え、好き(唐突)ヤバイすごい無理面白い(語彙力)ｹﾞﾎﾝ…初コメの初っぱなからスミマセン…これから更新頑張ってください！応援させて頂きます！ (2020年2月1日 15時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)
脇役(プロフ) - 藤の花さん» そんな私率直な言葉に弱いんです////すいませんありがとうございますｗ設定の盛りっぷりには賛否あるかと思いますが、楽しんでいただけたようで何よりでした！ぼちぼちやって参りますので、続編もお楽しみに☆（ (2020年1月28日 15時) (レス) id: 0706dee424 (このIDを非表示/違反報告)
藤の花 - 脇役さんに惚れました(直球)すごい設定も物語もつくりこまれてて、一話一話ワクワクしながら読ませていただきました。お体に気をつけて自分のペースで更新頑張って下さい！続編楽しみに待っています！ (2020年1月28日 15時) (レス) id: 17c70a6373 (このIDを非表示/違反報告)
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