7話 ページ7
「えと、えっと…姉様達以外の方からお誘いを受けたことがあまり、ないものでして…。」
もじもじとしながら恥ずかしそうに下を向くA。これがまた堪らなく可愛らしい。
…あああ無一郎今にも失神しそうだぞ気を確かにしろ。
霞柱も想い人を前にするとこんな風になってしまうのか。
「大丈夫だよ、僕胡蝶さんとは知り合いなんだ。」
「そ、そうなんですか？」
胡蝶の名前が出てきた途端、一気にほっとしたような表情になったA。
どうやら胡蝶はAの中でも大きな存在らしい。
無一郎は心の底から胡蝶が羨ましいと思った。(後日談)
「しのぶ姉様のお知り合いの方だったのですね…私ってばこのような態度で申し訳ありません…。」
「良いんだよ。それに僕、君ともっと仲良くなりたい(し、あわよくばそのままお嫁さんに来て欲しい)から。」
無一郎の中の煩悩はひとまず置いておいて。
「わ、私なんかで、宜しければ…。」
無一郎はぐっと心の中で親指を立てた。
ありがとう宇髄さん。貴方の作戦のお陰で逢い引きの約束出来ましたよ。
あとでふぐ刺し買って行ってあげよう。
「じゃあ明後日の正午に蝶屋敷に来るから。」
「え、そんなわざわざ」
「いーの。僕が早くAに会いたいから。」
目を細めてふわりと笑う無一郎。
いつもの霞柱はどこへやら。
彼はいつからこんなに柔らかい笑みを浮かべられるようになったのでしょうか。(永遠の謎)
(良い意味で)豹変した霞柱を、たまたま近くを通りかかった某隠Gが目撃したらしい。彼は次のように語っている。
「霞柱様の周りにお花が咲いていた。いや比喩表現とかじゃなくてまじで。見たこともないくらい幸せそうに笑ってたんだよ。あの霞柱様が笑ってるだけでもレアなのに満面の笑みだったからちょっと狂気すら感じた。今なら背後から斬りつけても殴っても蹴っても何しても許して貰えそうなくらい幸せオーラが醸し出されてた。いやほんとにまじで(※以下略)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 940人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピクルス - 号泣 (2020年9月9日 14時) (
レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
ピクルス - うわぁぁぁぁぁぁぁあん！無一郎くん死なないでぇぇぁえぇぇぇぁあぇぁあええ (2020年9月9日 14時) (レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - わたぬきくん。さん» お祝いのお言葉ありがとうございます！そのように言って頂けて嬉しい限りでございます！最後までお付き合いくださりありがとうございました！ (2020年8月30日 10時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
わたぬきくん。(プロフ) - テスト期間終わってきたら完結してた…ああもう号泣です！完結おめでとうございます！(泣) (2020年8月29日 14時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - リムさん» お祝いのお言葉と応援のお言葉ありがとうございます！そのように言って頂けて光栄の極みでございます…！本当に感謝の限りです。最後までお付き合いくださりありがとうございました！ (2020年8月27日 0時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白霞
| 作成日時：2020年7月23日 20時
