32話 ページ32
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「これ、Aに。」
「…私に？」
少し不思議そうな表情をしながら恐る恐るAは包みを受け取る。
「これって…。」
「この前Aから髪飾り貰ったからさ。
お返ししたくって。」
＿そんな、気を遣わなくても良いのに…。
＿僕がやりたくてやったんだよ。
そんな可愛らしい会話を終え、Aがキラキラとした瞳で表情で無一郎に尋ねる。
「…ありがとう…開けても、良い？」
「もちろん。」
ドキドキとした表情でAは包みを丁寧に開いていく。
無一郎も心做しか緊張したような面持ちでAが包みを開いていく姿を見つめていた。
「わぁ…綺麗…。」
目を輝かせたAが手に取ったのは、早朝に無一郎が不死川と購入した簪だった。
陽光を浴びて煌めく簪がとても綺麗で、Aは色んな角度から簪を眺めていた。
そんな無邪気な様子のAに無一郎が優しい眼差しを送っている。
「これ、本当に貰って良いの…？」
「うん、Aの為に買ったんだから。」
「…ありがとう…ずっと大事にするね…。」
Aは嬉しそうに笑うと簪を大切そうに眺めていた。
簪を気に入って貰えたようで無一郎もほっとひと安心。
何より、好きな子のこんなに嬉しそうな表情が見れたことが嬉しかった。
「(良かった、喜んで貰えて…。)」
簪に見惚れるAを優しい優しい瞳で見つめる無一郎。
彼が彼女に心底惚れ込んでいるのは誰が見ても一目瞭然だろう。
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ピクルス - 号泣 (2020年9月9日 14時) (
レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
ピクルス - うわぁぁぁぁぁぁぁあん！無一郎くん死なないでぇぇぁえぇぇぇぁあぇぁあええ (2020年9月9日 14時) (レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - わたぬきくん。さん» お祝いのお言葉ありがとうございます！そのように言って頂けて嬉しい限りでございます！最後までお付き合いくださりありがとうございました！ (2020年8月30日 10時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
わたぬきくん。(プロフ) - テスト期間終わってきたら完結してた…ああもう号泣です！完結おめでとうございます！(泣) (2020年8月29日 14時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - リムさん» お祝いのお言葉と応援のお言葉ありがとうございます！そのように言って頂けて光栄の極みでございます…！本当に感謝の限りです。最後までお付き合いくださりありがとうございました！ (2020年8月27日 0時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白霞
| 作成日時：2020年7月23日 20時
