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15話 ページ15

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「てことがあったんです。どうです?羨ましいですか?」


「あらあら、何を敵対視しているのですか。
私はAと一緒に住んでいますし姉妹ですよ?それに先日時透君とお出掛けした時に買ったお土産を頂きました。

どうです?羨ましいですか?」


「お出掛けじゃなくて逢い引きです。」


「いいえ、お出掛けです。」




「…お前ら、落ち着け?」

「なんでオメェら俺の屋敷に集まってんだよ…てかそんなくだらねェ話なら他所でやってくれェ。」



(なぜか)今、不死川邸に霞柱、蟲柱、音柱、恋柱、蛇柱が集まっている。

とは言ってもみんなただただ無一郎の惚気話を聞いているだけなのだが。



目に光が宿っている霞柱に皆が皆、本当にこいつ時透か?という疑問を密かに抱いている。

普段の何に対しても無関心で、挙句の果てには柱合会議の前に雲の形の名前を思い出している彼とはとても同一人物には見えないらしい。(不死川談)



「でも二人でお出掛けなんて素敵ね!キュンキュンしちゃう!」



流石は恋柱様。恋のお話にはとっても敏感。

薄く色付けた頬に両手を添えて無一郎とAが二人でお出掛けしている姿を想像して小さく悲鳴を上げた。



そんな甘露寺のことを伊黒がガン見する。その目は甘露寺の方が可愛らしいぞとでも言いたげだ。



「甘露寺さん、お出掛けじゃなくて逢い引きです。」

「あら、そうだったわね!」




「違いますよ甘露寺さん。時透君に騙されないでください。お出掛けです。」

「そうだったかしら!」



甘露寺の柔軟過ぎる返答に不死川と宇髄は何とも言えない表情をして顔を見合わせる。



伊黒は甘露寺可愛い、と目でいないはずの誰かに訴えかけている。

伊黒にしか見えない何かがいるんだろうな…(宇髄不死川の心の声)



「逢い引きです。」

「お出掛けです。」




「まあまあ、二人共そんなに目で火花散らせないで…!」

「おいお前ら甘露寺を困らせるな。」



先程まで甘露寺に熱すぎる眼差しを送っていただけの伊黒が目をカッと見開いた。


甘露寺が絡んでくると伊黒が覚醒するようだ。
これから伊黒を動かしたい時は甘露寺を餌にしよう。(言い方)








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「不死川、おはぎ食うか?」

「あァ。貰うことにするわァ。」



ズレた会話を聞くことが疲れた常識組二十一歳と二十三歳。

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ピクルス - 号泣 (2020年9月9日 14時) (レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
ピクルス -  うわぁぁぁぁぁぁぁあん!無一郎くん死なないでぇぇぁえぇぇぇぁあぇぁあええ (2020年9月9日 14時) (レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - わたぬきくん。さん» お祝いのお言葉ありがとうございます!そのように言って頂けて嬉しい限りでございます!最後までお付き合いくださりありがとうございました! (2020年8月30日 10時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
わたぬきくん。(プロフ) - テスト期間終わってきたら完結してた…ああもう号泣です!完結おめでとうございます!(泣) (2020年8月29日 14時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - リムさん» お祝いのお言葉と応援のお言葉ありがとうございます!そのように言って頂けて光栄の極みでございます…!本当に感謝の限りです。最後までお付き合いくださりありがとうございました! (2020年8月27日 0時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白霞 | 作成日時:2020年7月23日 20時

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