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廊下に出れば、にぎやかな声はマホトの部屋からリビングに移動していた
片付けとか諸々終えてリビングで集まっているのかな
安易に想像がつく状況
それでも私は自分のスマホをマホトの部屋に置いたままで
誰かがリビングに持って行ってくれてるかもしれない
だけどその可能性を信じて行くより、行き道に通るマホトの部屋を覗いてから行った方がもし誰もスマホに触れていない場合は効率がいいだろう
そう思って私はその足をさっきまでいた彼の部屋へ
「…あれ」
がちゃりと扉を開けると、そこには一人でパソコンに触れているマホトが座っていた
「あ、お疲れー」
パソコンから顔をあげてそう言いながらマホトは片手をあげた
何で、ひとりで部屋に？
それはいろんな可能性があっただろうけど、てっきりみんなと一緒にリビングにいると思った私はシンプルにそんな疑問が湧き出ている
するとマホトは上げた片手をそのまま
ちょいちょい、と上下に振って手招きした
疑問に思いながらも私は素直に近くへと
その手招きはそのまま隣へ座れ、なんて仕草をするから
「何？」
純粋に分からなくて、そんな疑問を口にしながら隣に座った
マホトは触っていたパソコンを私に見やすいように少しずらして
「暴走しそうだなと思って」
「え？」
そこに見えるのは某ＳＮＳで
ずらりと並べられたのは、私の事
「…あ」
頑張って、いつも見てます、ライブ楽しみ！
…それは私への、応援のコメントの数々
さっきとは違いネガティブなモノは表示しないで
純粋に応援してくれているそれらを出して見せられる
そんな言葉達は、私を揺らす
「これがAちゃんが頑張ってる結果だよ」
「っ、」
ちゃんと、伝わってる
そんなマホトの言葉は揺れる心を更に追い詰める
頭にこもっていた熱がすっと冷えていくような感覚
どうしてこの人は、こんなにも私に気付くの
こんなの、ずるい
そう思うのに私は目を逸らす事が出来ない
そんな私を満足げに見つめながらマホトは続けて口を開く
「ここまで積み上げてきたもんも、一瞬なんだよ」
散るのなんてほんの一瞬
「俺が関わるだけで、それが起こり得る」
言いたい事、わかる？
パソコンからマホトへと視線を移せば、それはいつになく真剣な瞳
強いそれに捉えられて揺れる心は動揺を隠せない
私は思わずマホトから視線を外してしまう
言いたい事なんて…十二分にわかっている
分かっていて私は決断したのに
こんなにあっけなくそれを揺るがせてしまう
そんなの
(だって…私はマホトが好き、その気持ちが許されない事だなんて)
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あやの - よかったです！！これからもじゃんじゃんコメントしますね｡ﾟ(ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡ (2017年9月10日 11時) (
レス) id: fa8761fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - あやのさん» 通知がきていなくて今気づきました！(＞＜)じゃんじゃんコメントが本当に意欲に繋がって助かります！(笑)これからも頑張りますね(＾＾) (2017年9月8日 23時) (レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
あやの - よかったです(;_;)しつこいぐらいコメントしてしまって大丈夫かなって思ってたので…笑これからもじゃんじゃんコメントしますね！！ (2017年9月6日 12時) (レス) id: fa8761fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - らぶさん» アプリではなく、インターネットで占ツクにログインして頂き、設定からR指定を表示するという項目があったと思います！そうすれば私の作品一覧に「連載裏ページ」と出ますとでそちらからどうぞ(^^) (2017年9月6日 7時) (レス) id: 9c4e44a43b (このIDを非表示/違反報告)
らぶ(プロフ) - 裏ページってどこから探せばいいですか？ (2017年9月6日 7時) (レス) id: 7069f75504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年5月26日 1時
