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それが誰、とか
どういう状況、とか
そんな事を思う時間は最早ないまま
「え、なに…っ！！」
思い切りこちらに向かって走ってくる
理解できたのはそれだけだった
だからそんな彼の顔を見上げれば
その走った勢いのまま、顔を近づけて
「ッ！！」
私の顔をめがけて、その口から何かを吹きかけた
ブー！！なんて音と共に視界が真っ白になる
これは…待って…これもいつかの動画で見た事ある
驚いて、そして思い切り咳き込めば、マホトは高らかに笑った
「あっははははは！！ドッキリ大成功ー！！」
「は、はぁぁあ！？」
「お前と付き合う訳ねーだろ、ばーか！！」
それはもうお腹を抱えて、子供の様に笑う
いきいきとした顔は本当に楽しそうで
私は真っ白になった自分に茫然として、心かたの声が出た
緊張していただけに、それは余計に
マホトは私を一通り笑うと
そのまま再びカメラへ向き直る
「みなさんそういう事です、噂は所詮噂だから」
騙された？あはは、鵜呑みにしてんじゃねーよばーか
なんてにこやかに毒を吐くそれはマホトらしくて
漸く意図が分かってきた
だけどいろんな疑問は残ったままだろう
なんて思っていると
「そして実はね、彼女はあるYoutuberの妹なんですよー」
「え」
そのままマホトは続けた
それはまだ私が発信していない真実の一つ
「登場してもらいましょうか」
はい、どうぞー
なんて拍手をしながら画面外に消えていくマホト
それはもう迷いなく
台本が容易されていたかのように、入れ替わって画面の前に出て来た耕大
真っ白な私の横に座って
「ひ・じ・Ｔ−どうも、サグワです」
少しの迷いを見せながら
だけどしっかり馴染みの挨拶をした
私はそれをぽかんと見つめていて
「はい、実はAは俺の妹なんです」
な？
なんて私を見ながら言ってくる耕大
大分困惑しながらも私は黙ったまま首を縦にふる
いやもうそうするしかなかった
だってこれは生放送で
そしておそらく一番の問題は撮られてた写真
その言い訳の為だろうと、なんとなく察して
私は慌てて座りなおして、カメラに頭を下げた
「初めましてAと申します、サグワの妹です」
隠すつもりはなかったんですが…タイミングなく
なんて言い訳がましく続けた
それは本当の事、本当に隠すつもりなんて微塵もなかったんだけど
わざわざ自ら妹だと告げるタイミングもなく活動を続けていた
…真っ白の状態で神妙な私が面白いのか、カメラの後ろでマホトが笑いを堪えているのがよく分かる
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あやの - よかったです！！これからもじゃんじゃんコメントしますね｡ﾟ(ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡ (2017年9月10日 11時) (
レス) id: fa8761fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - あやのさん» 通知がきていなくて今気づきました！(＞＜)じゃんじゃんコメントが本当に意欲に繋がって助かります！(笑)これからも頑張りますね(＾＾) (2017年9月8日 23時) (レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
あやの - よかったです(;_;)しつこいぐらいコメントしてしまって大丈夫かなって思ってたので…笑これからもじゃんじゃんコメントしますね！！ (2017年9月6日 12時) (レス) id: fa8761fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - らぶさん» アプリではなく、インターネットで占ツクにログインして頂き、設定からR指定を表示するという項目があったと思います！そうすれば私の作品一覧に「連載裏ページ」と出ますとでそちらからどうぞ(^^) (2017年9月6日 7時) (レス) id: 9c4e44a43b (このIDを非表示/違反報告)
らぶ(プロフ) - 裏ページってどこから探せばいいですか？ (2017年9月6日 7時) (レス) id: 7069f75504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年5月26日 1時
