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いつ、眠ってしまったんだろう
完全に覚醒するより先に開いた瞼
起きたばかりの霞む視界でぼんやりと天井を見つめながら思考を巡らせていた
だるい
起き上がらなくったって分かる体のだるさに
どんどん昨日の出来事を思い出して、思い返して
「っ…!」
覚醒する脳は昨日の出来事を一瞬で呼び起こした
その衝撃に私は体のだるさも忘れて、飛び起きる
ベッドの上
半裸の自分を確認してから、周りを見渡す
「…いな、い」
見渡す視界に変化はなく、いつも通りの自分の家だった
夢かと一瞬疑ってしまう程に静かな空間
乱れた衣服と、体のだるさだけがあれを現実だと訴えている
その姿がない事に少しだけほっとして
私はもう一度ベッドにその身を投げて、もぞもぞとうつ伏せになる
すると、鼻先にマホトの匂い
シーツから微かに香るそれに、心臓が締め付けられるように苦しくなった
思い出して、顔が熱い
だけどそれは嬉しいような…悲しいような
「……」
マホトに触れられた、その事実に間違いなく私は喜んでいる
だけどマホトは言っていた
嘘を吐いて、欺く、そんな大人を望むなら…なんて
つまりその一線を越えてしまった私はもう"そう"なってしまった
求められるそれになったから、触れてもらえる
触れた私に求めるものはひとつ
だけど、それでも心にあるのは変わらない恋心
嬉しいのに、嬉しくない
現状が望まない方向に進んでいる気がしてならないのに
どうすればいいのか分からないのも、変わらないまま
そして、もうひとつ引っかかっている
私の恋は今までずっとはぐらかされて、否定され続けていたのに
どうして突然、変わった？原因は？
「…あ」
考えて、思い出す
マホトが怒っていた原因
見たと告げられて、だけど否定も出来なくて
うやむやのままに流れてしまった
そういう行為をしてしまうなら、自分だけで…って
私の暴走を止めるための行為だと思う
だけどその怒りはどうしても期待してしまう
だから、
(やっぱり…誤解されたまま、は)
嫌だ
そう思って体を起こしてスマホを探す
近くに放置されてあるそれを手に取り電源が落ちていない事にほっとして
マホトの番号を表示するために触れた、その瞬間
「！」
突如変わる画面に、大きな着信音が鳴り響く
あまりのタイミングの良さに驚いて良く回っていない頭で何も考えずに通話ボタンを押した
「も、もしもしっ」
「もしもーし」
間延びした声
誰だなんて確認しなくても分かる
それはジン君の声だった
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あやの - よかったです！！これからもじゃんじゃんコメントしますね｡ﾟ(ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡ (2017年9月10日 11時) (
レス) id: fa8761fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - あやのさん» 通知がきていなくて今気づきました！(＞＜)じゃんじゃんコメントが本当に意欲に繋がって助かります！(笑)これからも頑張りますね(＾＾) (2017年9月8日 23時) (レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
あやの - よかったです(;_;)しつこいぐらいコメントしてしまって大丈夫かなって思ってたので…笑これからもじゃんじゃんコメントしますね！！ (2017年9月6日 12時) (レス) id: fa8761fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - らぶさん» アプリではなく、インターネットで占ツクにログインして頂き、設定からR指定を表示するという項目があったと思います！そうすれば私の作品一覧に「連載裏ページ」と出ますとでそちらからどうぞ(^^) (2017年9月6日 7時) (レス) id: 9c4e44a43b (このIDを非表示/違反報告)
らぶ(プロフ) - 裏ページってどこから探せばいいですか？ (2017年9月6日 7時) (レス) id: 7069f75504 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年5月26日 1時
