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慣れた道を、慣れた足取りで歩く
いつもの風景
暫く歩いていると、花屋さんがある
少し前の俺なら視界にもいれずに通り過ぎていたそこ
…あれ以来嫌でも目に入るようになって
一緒に花を選んでくれた店員さんも、俺がこの道をほぼほぼ毎日通るから
目が合うと毎回頭を下げて挨拶しれくるようになっていた
それは何となく居心地が悪くて
でも嫌いじゃなくて
単純にコミュ症だから、どうすればいいか分からず軽く会釈する事しか出来ない
道を変えればいいんだろうけど…それも何となく感じが悪いような気がして
毎回毎回道を変えて遠回りするのもめんどくさいし
なんてアレコレ考える物の、結局はいつもの道を通っていくんだ
だってコンビニに行くだけでそんないろいろ気にしたくないから会釈くらい頑張る
そう開きなおって今日もその花屋さんの前を通りすぎようと
「危ない！！」
「え…っ」
その時だった
完全に前を見ずにお店の方ばかり見ていたから
案の定店員さんと目が合った
だけど彼女はいつもの明るい笑顔はなくなっていて
かわりに目を大きく見開いてそう叫んだ
俺は前方不注意だったけど
正直歩行者の道を通る自転車の方が悪いとは思う
そんな事は後に感じた事で
俺は体を思い切り押された
勢いよく尻もちをついて、鋭い痛みが体を走るけど
それよりも大きな衝撃音が本当間近に聞こえて
俺は目を見開いてその音の元凶を見る
俺を突き飛ばした彼女は追突してきた自転車の下敷きになるよに横たわっていて
コンクリートに頭をぶつけて
そのまま意識を失っているように目を閉じていた
自転車の持ち主はその場から勢いよく立ち上がって
彼女と、俺と交互に見て慌てて去っていった
「う…うそでしょ…」
ぐにゃりと曲がったタイヤは意識を失っている彼女のうえでまだカラカラと余韻のように回っていて
目の前で起きた、事故
頭が真っ白になる
けど、彼女は俺を助けようと飛び出して来た
それだけはハッキリと理解しているから
なんとかしないと、
その思いで心臓がバクバクと早くなって
俺は慌てて震える手でスマホを取り出して電話をした
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ももた(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！ちょっとバタバタしてしまって停滞気味ですが、もう結末までストーリーは考え終えていますので、頑張って書いていきますね(＾＾) (2017年6月6日 0時) (
レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん - 続きがとても楽しみです！頑張ってください！応援してます！ (2017年6月4日 2時) (レス) id: ff860ae17d (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - べにべにさん» 遅くなりました！こういうコメントのおかげで書き続けられます！本当にありがとうございます(＾＾) (2017年5月23日 22時) (レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
べにべに - 待ってます更新！！続きが楽しみです！ (2017年5月21日 13時) (レス) id: 2e57339124 (このIDを非表示/違反報告)
マホlove - ありがとうございます！わざわざ調べていただいて。無事見れました！本当にありがとうございました！！！！ (2017年5月19日 23時) (レス) id: 22d20cf1e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年4月8日 1時
