27.存在 ページ28
. 大倉side .
大「すばるくんっ、」
大「俺出来ることないかな」
す『…今更？』
最近楽屋で話すことはいつもこれ。
大「なんかあるなら『なんもない』…っ」
す『安心し。…もうお前に頼ること何もないから。』
大「すばるくんっ待ってって！」
村「どないしたんや」
す「…」
大「…」
横「すばるも、大倉も、最近どうした…」
安「なんかあるならゆうて？俺ら力なるし」
丸「そやで、」
錦「Aちゃん。病気なんやろ」
亮ちゃんの一言で、俺らは全員
亮ちゃんに視線を向けた。
す「なんでそれ…」
大「亮ちゃん…？」
亮「前、病院行ったとき、Aちゃん見たから」
安「え…酷いん？」
大「……治療法がなくて…リハビリくらいしか」
す「俺がおるから大丈夫」
大「…っ」
す「大倉、お前がそんな顔せんでええねんって」
な？と笑うすばるくん。その笑顔は、
俺になにも期待してないのが透けて見える。
" す『帰ったって…っAはお前をっ』"
" 大『もーわかったって、すばるくん』"
.
" す『昨日帰ったんやんな、、ありがとう。
A…どうやった？様子。…なんか話した？』"
" 大『知らん。』"
.
大「おれ…ッ」
す「ほんまにお前が気にすることないから」
す「自由に誰とでも恋愛しといてええし」
大「すばるくんっ！」
なぁ…A
お前の笑顔って、どんなんやっけ。
思い出せないよ。
すばるくんに向けてたあの笑顔も
かき消してしまうくらい、俺の中にあるAの顔は
涙で濡れてる。
大「A…っ…」
どんな温もりで、どんな柔らかさで
どんだけ大事なものやったか。
ガクッと膝を折って地べたに手を付いた。
ぽたぽたと、涙がこぼれてく。
す「お前に、あいつに会う資格はないから。」
会わせてもらえない。
俺が会いたくても、Aは俺に会いたくない。
" A『ごめんね、忠義の重荷でしかなくて』"
あんな事を、言わせてしまった。
"A『待って、そのコップはやめてッ！
割らないでっ、忠義っ…』"
大事にしてたもの、全部壊した。
" A『嫌っ…』"
とっくに嫌われてて、Aにとって怖い存在。
それが俺。
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∞くらゆい∞(プロフ) - 華花さん» 華花さん、ありがとうございます！感動していただけたんですか(；；)めっちゃ嬉しいです。私も最後までドキドキして書いているので、移行先でもよろしくお願いします！ (2018年5月8日 10時) (
レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - みくさん» みくさん！ありがとうございます(；；)そう言って頂けるだけで、ほんと描く気力になりますし、毎回泣いてくださるなんて、ほんとに嬉しいです。移行先でも、どうかよろしくお願いします。 (2018年5月8日 10時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
華花 - とっても切なくて感動しました。結末がどんな風になるのかドキドキしています。応援してます。頑張ってください。 (2018年5月8日 0時) (レス) id: d8b8a4fb67 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - こんなにも胸が苦しくて毎回泣けるのは初めてで、切ないのは久しぶりです。どんな結末でも最後まで楽しみにしています。 (2018年5月7日 22時) (レス) id: 74ebaad20b (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - めちゃさん» めちゃさん…すごく嬉しいです…。もうすぐ移行になります。移行先で完結になる予定でいますが…ほんとに、ほんとにそんな言葉は嬉しいです。ありがとうございます。最後までみてほしいです。 (2018年5月7日 22時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年4月17日 17時
