憧れを ページ31
.
｢A、テッちゃんには電話したの?｣
夕食後、母にそう言われた、私は文化祭のパンフレットと携帯をもって自分の部屋に向かった
母の言うテッちゃんとは、母の妹の子供、つまり私の従兄である黒子テツヤ君の事だ。
彼、東京の学校だった筈だけど…。京都まで来るのかな
そう思いながらアドレスから彼の名前を探し、電話をかける
コール音が耳に届く。久しぶりの電話だから、少し緊張
でも
｢はい。｣
『あ、テツヤ君?Aです』
彼の落ち着く柔らかい声を聞くと、自然と普段通り話せるようになるのだった
｢A、お久しぶりです｣
すると、テツヤ君側が少しざわつく。
なんだろう…?
｢あ、すみませんA。ちょっと待ってて下さい｣
『あ、うん』
それと同時に静かになる電話。彼がケータイの口許を押さえたのか
暫くして、｢すみません。もう大丈夫です｣とテツヤ君の声が聞こえてきた
『えと…なんか忙しい時に電話かけちゃった?』
チラリと部屋の壁に掛かる時計を見ながら言えば、
いいえ、と優しい返答が返ってきた。
｢部活が長引いてしまって。それで帰りにマジバに寄っていたんです。｣
煩かったので外に出たらしい。
そっか、と返事をしながら青春を満喫しているかの様な彼を軽く羨ましく思った
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
萌緩(プロフ) - アンジュさん» お久しぶりです! 随分長らくお待たせしたのにまさかのこういち君ｻｲﾄﾞというよく分からない結果になりましたが 笑 頑張っていきます! (2016年6月11日 19時) (
レス) id: 2fd9d16124 (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - お久しぶりです。更新待ってましたよ。続きを楽しみにしてます。 (2016年6月11日 14時) (レス) id: a644d45974 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!更新遅くてごめんなさい…!もっとかっこいい赤司様が書けるようがんばります!! (2016年5月2日 15時) (レス) id: 2fd9d16124 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 赤司様が最高です！ これからもがんばってください！ (2016年4月27日 20時) (レス) id: f0b7d199ef (このIDを非表示/違反報告)
もずく(プロフ) - マルひ。さん» 初めまして。ありがとうございます! 実は自分もこういち君好きです(笑) 素敵な赤司君が書けるよう善処いたします！ (2016年4月17日 10時) (レス) id: 7c4021ee82 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
