平 均 点 下 恋 愛【赤司征十郎】

愛は1人で感じられない ページ18

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ﾀｶｼ｢ちょっと弱まったかなー｣



『うーん…』




降り止まない雨

過ぎる時間




絶対迷惑かけてるな…




雨を睨みつけた所でどうにもならないけど…




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『…たかし君、こういち君、ここで荷物の番、頼めるかな?』



｢｢え?｣｣




『わたし、この間傘持って帰るの忘れちゃったから持ってるの。だからとってくる!』



ｺｳｲﾁ｢アホちゃうん?この雨やで、｣



こういち君は呆れた様に私を見つめる




『だいじょーぶ!走ればいける!』




ﾀｶｼ｢いや…俺行くよ?｣



心配してくれるたかし君も振り切って



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.



『じゃあちょっと待っててね!』



｢悪いなぁ…ごめんね?｣



｢…気ぃつけてや｣




私は雨の中、学校へと向かって走り出した。




『(実際は、男の子と2人きりなんて、無理だからなんだけど…ね)』




雨が靴に染み込むのを感じながら、足を早める




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前から黒い傘をさした人がやってくるのを見つけ、その相手を避けるため道路側に寄る




『(制服、びちゃびちゃ…きもちわる、)』




ﾋﾟﾀﾘ、前の人の革靴が止まるのが目に入った、次に





｢綾瀬｣




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『え、』




黒い傘をさした人は、



その革靴の、持ち主は、



赤い髪の





『あかし、…くん?』

たった一言→←恋は1人でも出来る事だけど

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