no.105 ページ6
次の日、星華は事務所の部屋で最後を書き上げ
完成した作詞を持って社長室へと向かった。
コンコン
HIRO「はい？」
『パパ…あたし、今、いい？』
HIRO「あぁ。いいよ？どうした？」
『これ…作詞したやつ…
見て欲しいの…自信全然ないんだけど…』
HIRO「え？書けたのか？見てもいいのか？」
『うん…最初は色々な人に恋って何か
聞いてたんだけど…
あたしなりに感じた恋って感じを込めてみた。
…ほんと…難しかったよ…』
HIRO「………………。
うん。いいんじゃないか？
ただ、俺も専門じゃないから、小竹さん今いるから
小竹さんに見てもらうともっと良くなると思うぞ？
…そっか……星華も恋わかるようになったんだな」
『わかるようにってわけじゃないけど…
パパこそよくあたしにこんな難しい事
やらせたよねー…まったくー！』
HIRO「いや…正直言って今回ばかりは
星華にも無理かもって思ってたんだよ。
…だが、そろそろお前にもそういう普通の女の子と同じ様な想いもして欲しいと思ったんだよ。
…まぁ、余計なことだけどな！
だけど、恋を知った星華が、その先にまた一つ
成長するだろうって、思ったんだよ。」
『…まだ、全然わからないことだらけだよ。
でも、パパありがと。
あたし今回の事で一つ気がついたんだ…
あたしは…普通の女の子じゃないって
正直昔から思ってた。だからかな？逃げてたの。
恋なんてあたしには出来ないって思ってた。
今でも少しその気持ちはあるよ？』
HIRO「…星華…
それは、岩ちゃんとのシンクロでのことか？」
『んー…そうだね。
やっぱり小学生の頃に剛典が転んだ時に、
あたしも同じところに急に傷を負って、
それを見た男の子が言ったの。
[なんであいつ何もしてないのに急に血が
出てきてんだよ！あいつ化け物か？]ってね。
今思えば子供の言うことだから
そんなの気にしなくて良かったのにね。
でも、その言葉が凄くショックだった…
化け物…その頃あたしは剛典とシンクロが
酷すぎてそうなのかもしれないなんて思ってた。
…それに怖かったの…
あたしの気持ち全てを剛典に
読まれちゃうかもしれないって…
その頃、剛典には好きな子がいてね。
剛典がどんな風にその子を思ってるのかが
手に取るように心に入ってきた。
…それは逆になればあたしの事も
剛典に筒抜けになっちゃうかもしれない。
そういうのが怖かったの。
だから、アメリカに行ってからは
そういう気持ちに蓋をしたんだと思う…』
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星華(プロフ) - かめふぁむさん» かめふぁむさん！感想ありがとうございます！こちらこそ、ご愛読頂き本当に嬉しいです！これからも遅い更新で申し訳ないですが、宜しくご愛読下さい！ (2017年4月27日 16時) (
レス) id: 55ce0aff66 (このIDを非表示/違反報告)
かめふぁむ(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！楽しくキュンキュンしながら読ませて貰ってます！これからも更新頑張って下さい。 (2017年4月27日 13時) (レス) id: 4b088e2038 (このIDを非表示/違反報告)
星華(プロフ) - 柚月さん» 柚月様、感想ありがとうございます！とっても嬉しいです。窪田さんと早くくっつけたい気持ちもあるのですが、ちょっとこの感じを楽しみたい気持ちもある感じで今、奮闘してます！遅い更新で申し訳ないですが、これからも愛読宜しくお願いします！ (2017年4月27日 7時) (レス) id: 55ce0aff66 (このIDを非表示/違反報告)
柚月(プロフ) - 更新するたびに読ませていただいてます。窪田さんとくっつきそうでくっつかない展開、続きが気になります！はやくラブラブになったところも読みたいです！ (2017年4月26日 12時) (レス) id: 735f6611cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星華 | 作成日時：2017年3月24日 19時
