no.115 ページ16
あれから数日が経ち、
何度か新曲の歌を歌ってみたが…
やはりHIROからも、自分自身もOKが出なかった。
休憩を取るため、星華は事務所の自動販売機前に
足を運んだ。
『はぁ…』
AT「どうした？そんな大きなため息ついて？」
『…アツ兄…
…なんかうまくいかなくて…』
AT「あぁ。今HIROさんに聞いたよ。
新しい曲、歌い方がわからないんだって？」
『うん…歌詞を思い浮かべて歌ってるつもり
なんだけど…中々うまくしっくりいかなくて。』
AT「あ〜まぁ、そういうのあるよな！
俺もよくそうなる事あるよ！」
『アツ兄でも？？』
AT「そりゃそうだろ？
俺もお前も感情を持って歌ってるんだから…
それなりにそういう細かい部分が
気になってきたり、
自分の思った通りに歌えてなかったりするよ。
…なんかな〜…スランプとまではいかないが、
抜けるには自分が思ってる以上に
心からの声を届けたいって気持ちを
出す事かなって俺は考えてるんだ。」
『自分が思っている以上に…
心からの声…届けたい気持ち…』
AT「まぁ、ちょっと難しいか？笑」
『うー…だってぇ…
この気持ち…初めてだし…
意識してこんな風に思った事ないし…
気持ち伝えるなんて…今考えてもいないから。』
AT「…まぁ、俺にはその相手が
誰とか聞かされてないけどなぁ〜！」
『あ！…そういえば…
…ご、ごめん…アツ兄…』
AT「いや、謝る必要はないだろ？
ただ、俺もお前の幸せを願ってる1人だから。
誰かを好きになったってゆーお前の気持ちを
大事にしてほしいと思ってるよ？」
『…アツ兄…ありがと…』
AT「今日はこのままスタジオ籠りか？」
『んー…ちょっと篭ろうかな〜と思ってたけど…
やっぱわかんないままやってても
しょうがないよね〜。
うん！今日はこの後、ダンス練しようかなー！』
AT「あぁ。とりあえず休憩して
別のに没頭するのもありだな！
あんまり無理はするなよ？」
そう言って頭を撫でて行ってしまった。
『アツ兄…ありがと…
よし！ダンスだーダンス！！』
そう言って一度レコ室に戻り、
HIROに断りを入れて、着替えに行き、
ダンス練へと向かった。
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星華(プロフ) - かめふぁむさん» かめふぁむさん！感想ありがとうございます！こちらこそ、ご愛読頂き本当に嬉しいです！これからも遅い更新で申し訳ないですが、宜しくご愛読下さい！ (2017年4月27日 16時) (
レス) id: 55ce0aff66 (このIDを非表示/違反報告)
かめふぁむ(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！楽しくキュンキュンしながら読ませて貰ってます！これからも更新頑張って下さい。 (2017年4月27日 13時) (レス) id: 4b088e2038 (このIDを非表示/違反報告)
星華(プロフ) - 柚月さん» 柚月様、感想ありがとうございます！とっても嬉しいです。窪田さんと早くくっつけたい気持ちもあるのですが、ちょっとこの感じを楽しみたい気持ちもある感じで今、奮闘してます！遅い更新で申し訳ないですが、これからも愛読宜しくお願いします！ (2017年4月27日 7時) (レス) id: 55ce0aff66 (このIDを非表示/違反報告)
柚月(プロフ) - 更新するたびに読ませていただいてます。窪田さんとくっつきそうでくっつかない展開、続きが気になります！はやくラブラブになったところも読みたいです！ (2017年4月26日 12時) (レス) id: 735f6611cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星華 | 作成日時：2017年3月24日 19時
