【銀魂】階段から落ちたら最推しに出会った【坂田銀時】

22話　なんぼのもんじゃい ページ24

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あれから何分たっただろうか。


お腹の痛みが最悪だったときよりはだいぶ楽になった。


ゆっくりと起き上がった






実はさっき見た前田さんのパソコンのカレンダーの通知に


【万事屋 壊滅 作戦実行日】


そしてそれをクリックしたら


【＿＿港周辺 麻薬をのせた船に万事屋をのせ、罪をかわりにかぶってもらう。


奴をそこにおびき寄せるには〇〇を使う。


〇〇が船に浮気の証拠があるなどと言って奴を誘う。……………】


全てを見ることは出来なかったけれど、大方は把握できた。




〇〇というのは名前。午前中に浮気調査依頼をしていた彼女だ。


気づかなかった…この人も前田さんの部下か何かで銀さんをはめようとしていたなんて…。



………これはまずいだろう。全力で阻止しないと。


まずはここから出ないといけないな。


ドアは鍵がかかっていて簡単には出られない。


社長室をもう一度よく見渡した。


…バットがある。金属製の。サインが書いてあるから野球選手のを譲ってもらったとか？


よし、これでドアを壊すか。


思考が昭和感漂う。


…多分現実では器物破損罪だろうな…。


……。


私はバットを振りかざす。


器物破損罪が、







……な、な…









なんぼのもんじゃーい！！！






ガッシャン！！






壊れた。ドア。通れる。


良し行こう！罪悪感はここに置いて。





(だ、大丈夫…だよね…？)









外に出た私はある人に電話をかけようとするが、


『………っ緊張するやっぱり！！！』


その電話をかけようとしている相手はなんと土方さんなのだ。


実はスナックすまいるに度々くる常連さんになっていた。(ほぼ連れてこられているみたいだけど)


この間来たときに王様ゲームで電話番号を交換したのだ。(強制)


使う機会があったとは。


しかし、


あまり面識のない成人男性に初めて電話をするのだ。


緊張しないわけがない。


だけど、銀さんを助けてもらうためならと決意し、思い切って


電話をかけたのだった。









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